極厚ブラックは本当に長持ちするのか?

昔、山に走りにいくと皆が互いの車の足の感じを確かめるべく、グイグイ押すもんだから、フェンダーの上がベコベコになってたもんですが、ラジコンでも同じく足の感じは気になるワケで、私のクルマも押してもらうのですが、最近どうも押した人の反応が怪しく期待外れな顔をされてるような気がしてて、カザマの一番柔らかいバネなのに「しっかりしてますね」とか、ついには「渋いですね」とか、さらには「Oリング膨らんでますね」とか見えないものまで指摘されて、そんな時に友人がえっちな幼少期の回顧録で「おかーさん、僕のOリングがふくらんでかたくなってるよ!」とか書くもんだから、私も「こりゃいかん!ついにOリングを交換する時が来たのだ」と、嫌なのですがオーバーホールすることにしたのです。

ダンパーOHして、まともに走った記憶がない

なんで嫌かというと、まず入れてるオイルの番手を忘れてる、オーバーホールしてまともに走れた記憶がない、とかあるからですが、Oリングにギューギュー締められてすぐに出ちゃうこともあるんかな?みたいな「妄想」だけでヤルことにしたんです。

まずバネを外してショックの具合を確認したら、確かに渋いが何回かシコシコすると気持ちよくなってきます。コースでも走る前に必ずシコシコするクセがついてたので、まあ、エエっちゃエエ具合でした。が、コースでシコシコばかりしてるのもどうかと思いますし「またおっさんシコシコしてる」とか陰で言われるのも悲しいのでやっぱヤルことに。

いつ買ったのか忘れたTRFのOリングに交換

TRFの透明なOリングが箱の中でたまたま目についたので、なんでもエエやろと交換し、手応えを確認したら、内圧の変化がぼやけてしまってすでに嫌な予感が。でも走ればソコソコいけたので、しばらく様子を見てたのですが、だんだんと車高が下がってきて、調べてみると左右のダンパーの戻るスピードも違ってきてる…

Oリング交換したらダンパー固まった

めんどくさー、とタバコ吸って戻って何気にクルマを押してみたら、なんと!ガッチガッチで下がらない!無理くそ押したら戻らない!だれだ!俺のをガッチガッチにしたのは!?

うむー。冷静になって調べてみたら交換したOリングに締められてシャフトが動かないようで。な、なんでじゃー!

Oリング外してみたら、なんとスゲー膨らんでいるでわないか!なんでぢゃー!

思い返せば2年くらい前からむき出しで箱に転がってた新品Oリング、実はすっかり乾燥してて、オイルを吸って乾燥ワカメのように一気に膨らんだのかもしれません。が、そんなガッチガッチに締め付けられたダンパーでも、シコシコしてから走らせると、そんなに悪くはなかったのです。

ダンパーは謎だらけ。Oリング替えるだけで内圧変化の手応えが曲線ぽい動きから直線ぽい動きに変わったり。ダイアフラムの上は同じなんですが。

まぢでめんどくさい。でも、せっかくヤルと決めたのだから、皆と同じように棒がヌルヌルな感触を味わいたいので、再度違うのを付けることにしたのです。

TNレーシングのOリングにしてみた

さて、その後Oリングはどうしたか。たった1時間で激太りされるのも困るので、TNのをシートから外して組んでみました。昔ドリパケに乗ってる頃から信頼出来るOリングでしたが、最近は使ってなかったので、こいつも膨らむかと心配でしたが、さすが内径をかなりシビアに計算してあるOリングなので驚くほど超スルスルで仕上がりました。

忘れてた手応えに「皆さん車速が速くて自分だけついていけない原因はこのスルスルだったのか!おじさん知らなかったなぁー」んがー!今まで私は何をやってたのでしょう。こんなにシャフトがスルスルに動くなんて(T ^ T)

しかもシャフトが途中で止まらないので車高がアッブ!なんだか素晴らしいではないか!へたってくるとアッパーシートねじ込んで車高を維持してたんですねー。内圧変化もハッキリと感じますし、これでやっと俺の時代が来ると意気揚々コースイン!!!

今度こそOリング交換の効果が体感出来たが

…悪くはない…でも縦と横のバランスが微妙に違うでわないか。車速(横の速さ)はたぶん同じっぽい。でも乗り味が違う。

タイトなコーナーで外側のタイヤに乗ってる感じが薄く、クルマが滑ってる動きにアクセルを合わせてるだけのスリックカートみたいな、というか、ノンスリの入ってない86みたいな、というか…後ろ追走しても「あと3センチ入れたら男前ぢゃ!」と操作してもフロントに荷重が行くのが遅いか、あるいは行きづらいかで、入りきらずにイライラする。

追走してて横の間隔を詰めるのは出来ても前にしっかり入るのは難しく、でもしっかり前に入らないと押せないので、(共に生きる押しは私はアリだと思ってます。特定の人しか押しませんが^^;)

ダンパーがスルスル過ぎて乗りにくい

なので、とにかく、なんとなくユルーい感じの仕上がりが気持ち悪くて、きっと「スルスル過ぎてあかんのじゃー!」と

オイルを硬くして動きを遅くしてみても、それはそれで反応が鈍いだけ、のダンパーになってしまってT_Tなんだかんだ言っても使い続けてくたびれたOリングに勝るもんはないんやと、改めて誤解をした次第でござる。

で、だ。そんな話をピットで友人に話したら、「ヘイ!俺は使い古しを大事にしまってるぜ!よかったらお前にやるぜ!」と、うっすら自慢されつつ気遣ってもらったのですが、さすがに他人が使ったのをそのまま使うのはなんだかで、でも自分で使ったのはティッシュでくるんで捨ててしまってるしで、頭の中で美空ひばりの「川の流れのように」がリフレインするダンパー物語の結末でした。

エピローグ

メンテ前の状態にする事はもうあきらめました。同じに仕上げるなんて無理です。なのでこれからしばらくは一人でブツブツ言いながら走るのです。あいつ、病気?とか言われながら。

まだ「いつもシコシコしてる」と陰で言われるほうがよっぽどマシだった、悲しい秋でございます。

ドリフト

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sada

管理人の松居サダと申します。ユーザーフレンドリー企業認定協会(架空)に所属するステマレビュー判定員(自称)です。口が悪いようで実は心優しく、下ネタのようで奥深い人生論を話してたりする、ちょっとイイ奴です(^^♪

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