EPP機のサーボ取り付け方法
ベニヤ板にネジで固定はNG
EPP機キットの多くでは、薄いベニヤ板をボンドで機体に貼り付け、そこへ金属ビスを用いてサーボを固定する方法となっています。
しかし、何度も何度もサーボのギヤが欠ける度に、一々取り付けビスを緩めてサーボを取り外すのがとっても面倒です。
なんといっても強度的な意味がほとんど無いのに、無駄に重いです。
ベニヤ板8個とサーボ取り付けビス8本を含めると2グラム以上になります。
オススメはグラステープで貼付け
エクストリームフライトといえるほどに過激なアクロバット飛行を行う機体に限った事ではないのですが、最強のサーボ取付け方法、それはグラステープ止めです。
なんとか良いサーボ取り付け方法はないかと試行錯誤の結果、手軽さ、軽量、信用性すべて満足できるグラステープ止めにたどり着きました。
EPP材にキッチリとサーボの大きさだけの穴(やや小さめも可)を開けて、そこにサーボを差し込んでいれば、飛行中にグラステープからサーボが外れてコントロール不能になる事はありません。
これらの方法で少なくとも2000フライト以上、しかも他人よりもかなり激しく過激に飛ばしている私には、まったく問題ありませんでした。
EPP材での固定はイマイチ
写真は片側をグラステープの代わりにEPP材で押さえています。
飛ばしていると、だんだんグラステープのノリがへたってきますので定期的に張り替える必要がある事を面倒だと思い、試験的にEPP材をサーボの固定に使ってみましたが、グラステープの方が簡単お手軽、強度も同等だったので、サーボ両端をグラステープで固定する方法に戻そうと思います。
サーボホーンもネジで固定しない
余談ですが、私はサーボホーンもサーボのスプラインに差し込んでいるだけです。
サーボホーンとサーボ本体をビスで固定していませんが飛行中にサーボホーンが外れた事はなく、機体を落とした時にはサーボホーンが外れてサーボへのダメージを軽減してくれます。
さすがにここまでくると、私の機体を初めて見た人は「さすがにそれは外れるのでは?」と驚きますが、実際に飛ばして見せれば皆さん納得します。
EPP機の補強のための張り線について
ある日、高速で飛行する機体を後ろから見たときに水平尾翼が傾いていることに気づきました。
胴体との接着が外れたと思い、降ろして確認してみましたが、特に異常は無く、水平尾翼も傾いてもいません。
となると原因は、胴体を巻くように流れると言われるプロペラの後流ではないかと思うのですが、傾いたままエレベーターを引けば真っ直ぐに上昇せず、ロールにもクセが出るでしょう。
水平尾翼が傾いてたら真っ直ぐ上昇しない
飛行中の水平尾翼の傾きに気づいていないうちは、機体のクセだとか剛性不足などと思いこみ、指で適当に合わせて飛ばしていたと思うのですが、水平尾翼が傾いていることが分かってしまえば対策するしかありません。
取付け部分の補強だけでは直らない
いくら水平尾翼の取り付け部分を補強して対策しても、大した効果が無かった為、最終的に水平尾翼の張り線と言いましょうか、ストラットと呼ぶべきか、カーボンロッドの支えを水平尾翼に取り付けました。
水平尾翼の補強による効果
結果、高速での上昇やロールが思った位置に納まるようになり、舵が今までよりもしっかり効くようになりました。
狭いインドアの低速飛行では問題ない事ですが、アウトドアで高速飛行しているなら一度機体を後ろからじっくり観察し、水平尾翼が傾いているようでしたら、この方法をオススメいたします。