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ラジコン飛行機のアクロ飛行に夢中になる原因となった熱い動画を紹介

空物ラジコン

私がラジコン飛行機でアクロバット飛行にのめり込んでいた当時に、毎日毎日何度も繰り返し見ていた動画をご紹介します。

2002 オートボルテージュ アエロバティックス 日本グランプリ


2002年ツインリンクもてぎで行われた大会の動画です。

レッドブルエアレースは今でも有名ですが、FIAが主催したオートボルテージュは1000×1000×900の空域の中で5分間の自由演技を競います。

氷上のダンスであるフィギュアスケートのように空の上で曲技飛行の技と音楽とのマッチングを競うのですが、競技の前後に観客にアピールするように至近距離の超低空をローパスするなど、観客に魅せるフライトを全てのパイロットが行います。

このようなフライトこそが、私がラジコン飛行機のアクロバット飛行に求めるものズバリであり、遠くの高い空をいくらカッコよく飛ばしても迫力なんてないし、フライトを見てくれる人をどれだけ楽しませることが出来るかがアクロバット飛行だというスタンスの原点になった動画です。

出場パイロット

出場した主なパイロットは、スベトラナ・キャパニナ、ピーター・ベゼネイ、ユルギス・カイリス、クラウス・シュロットなど、アクロバット飛行の世界ではかなり有名なパイロットが各国から勢揃いして、この大会の規模の大きさが伺えます。

この中でもカイリスは当時からとても有名でしたが、私はピーター・ベゼネイや女性パイロットのスベトラナ・キャパニナのフライトが好きで、他の動画も探しまくって見あさりました。

スベトラナ・キャパニナ

出場した機体

使われた機体はスホーイ26、エクストラ300S、エッジ540、CAP232などラジコン飛行機のスケールアクロ機でお馴染みの機体ばかり。

自分が飛ばしていたラジコン飛行機のスケール感を出すのにとても参考になりました。

ラジコン飛行機のスケールアクロはプロポの操作に大きく反応し、失速しやすく着陸も難しいので、初心者には飛ばすことが出来ませんが、実機のアクロバット機も完全なアクロバット飛行の専用機で、スティックの微妙な動きに反応します。

そしてフラップが無いのでかなり浅い降下角度で着陸する必要があり、しかも失速速度は通常のセスナ機などの倍以上も速い速度なのでベテランパイロットでも着陸がもっとも大変だといわれています。

ちなみに機体の価格はエクストラが約3500万円、CAP232は約3200万円といわれ、一般的なセスナ機と比べると倍近い価格ですが、これらの機体はプラス・マイナスともに10Gに耐える構造になっており、過激なアクロバット飛行を支えています。

マイナス10GというのはとんでもないGで、最新のジェット戦闘機でさえもマイナスの荷重制限は4-5G程度です。

このような実機の過激なフライトに憧れて、私はどんどんラジコン飛行機のアクロバット飛行、とくに低空で観客に近い場所での過激なアクロバット飛行にのめり込んでしまったのです。