ご報告が遅くなりましたが、あの名機エッジ540/70を着陸させる時に墜落させてしまいました。
まずはその時の墜落映像をご覧下さい。
ほぼ全損といえる壊れ具合
着陸時に強烈な向かい風に押し返されて機体が浮き上がり、それと同時に横風にあおられてエルロンを大きく入れて水平に戻そうとした瞬間に失速して機首から地面に激突させてしまいました。
横風にパニックにならず、エンジンを全開にして再度着陸をやり直したり、横風に逆らわずにあえてあおられた方向にロールしたりすれば、墜落は免れたかもしれませんが、きっとあの状態では私は「何回でも落とす!」と威張って言えます。
墜落した機体を恐る恐る確認すると、エンジンカウルと防火壁、主脚周辺がバキバキに破損し、主翼もダウエル周辺とプランクが破損していました。
特にカウルは「こりゃ大変だ」という具合に壊れていました。
奇しくも飛行前にエアキラーCAP232/70を注文した為、このedge540は自らに幕を下ろそうとしたのではないか?とも思える不遇の墜落でした。
どこから直そうかと考えながらも、簡単ではない修復作業が分かるだけに、「当分edge540はこのままかな」と思っていました。
しかし公開している墜落映像をラジコン仲間からもらって何度も見直しているうちに、「ここまで豪快に飛ばしてもビクともしない機体はedge540しかない」という気持ちがふつふつと湧きあがり、2か月間放置されて山から帰ってきた時の感動や仲間への感謝を思い出し、「絶対に直してもう一度みんなに本物のアクロバット飛行を見せる!」と、一念発起いたしました。
edge540は操縦がとても難しい機体ですが
私が飛ばしているエッジ540は正面コブラだけは簡単です。
しかし背面コブラはすごく浮くのでエンジンパワーを足せず、その為ラダーに十分な風が当たらず空振りするので冷や汗が出ます。
トルクロールも5度傾くだけでラダーでは起きません。
よって、風下に流すトルクロールは出来ても、手前に寄せてくるのが非常に難しいのです。
そんな部分がCAP232なら簡単ではないか?という興味が押さえられずCAP232を注文したのですが、ハイスピードアクロはたぶんエッジ540の方がぶっ飛んで楽しいと思います。
世の中スローアクロが出来て当たり前の風潮ではありますが、飛ばす人、見る人が共にエキサイト出来るのは、激しい高速低空アクロだと私は信じ込んで飛ばしています。(出来ているかどうかは別にして)
そんな楽しみを私に教えてくれたエアキラーのエッジ540/70は、やっぱり簡単には終わらせてはいけないんだと、ラジコン仲間が撮影してくれたビデオのおかげで再確認できた次第です。
無駄な部分は抜きまくり、必要な部分には補強をかなり入れてますが、それでもぶっ飛んでアクロが出来るのはエアキラーのedge540/70しかないんじゃないかと思います。
70クラスの名機エアキラーEdge540/70SuperAcroは、やっぱり必ず蘇るのです!
機体修理の様子
長いこと時間をかけながらも、墜落したラジコン飛行機、エッジ540の修理がやっとのことで完了間近となってきました。
バキバキに壊れた脚の取付やモーターボックス、底板は強度を回復するために重量を無視して仕上げ、フェラーリレッドのフィルムが無いので手元にあったブルーメタリックのフィルムを貼ってごまかしました。
エンジンカウルはポリエステル樹脂とマット材で、家族から大ブーイングを浴びせられながら、私自身も激しい臭気にクラクラしながら、とりあえず型は復元しました。
バリバリになった表面をペーパーで仕上げパテを入れるつもりでしたが、これ以上の作業は自信と家族の健康のために中止して、地肌むき出しのままでいきます。
一番激しく壊れていたのはアッパーカバーでして、墜落の衝撃でカウルが押したのでしょうか、フィルムを剥がすと両サイドが粉々に粉砕していました。
ほとんど新しく作り直しましたが、やっぱり白のフィルムがなく、ブルメタを貼ったために、変なカラーリングになってしまいました。
つまり手元にはブルメタのフィルムしかないのです。
まだメカの積み直しが残っていますが、ここまできたら完成したも同然です。
墜落大破からよみがえったedge540で再び過激なアクロフライトが出来ることでしょう!