年賀状の季節となり、インターネットや店頭で申し込める、はがきプリントサービスを利用するか、プリンターを購入して、自分ではがき印刷をするか迷っている人もいらっしゃることでしょう。
そういう私も、この夏に家のプリンターがぶっ壊れ、子供の夏休みの宿題である自由研究のレポートに使う実験画像の印刷を、コンビニプリントサービスで行ったのです。
そして、あっと言う間に年賀状印刷の時期になり、インクジェットプリンターを買い直すか、郵便局などが行っている葉書印刷サービスを利用するか大いに悩んだあげく、どちらを選択したのか、その理由をあわせてご紹介します。
年賀状印刷のためにプリンターの購入を考えてみる
私のニーズでは、最新高画質のインクジェットプリンターは必要なく、そこそこの画質でまあまあのカラー印刷が出来たらそれでOKです。
なので最新のインクジェットプリンターではなく、何年か前に発売されて今も在庫がダブって売られている型落ちで安くなったインクジェットプリンターが欲しいので、ネットで安売り通販されているインクジェットプリンターを探しました。
探した条件は以下のとおり。
- 2015年以降に発売されたモデル(壊れたプリンターより新しいモデル)
- インクが付属して1万円以下(今年の年賀状印刷で追加のインク代を支出したくない)
- 子供のスマホで撮影した写真を印刷したいのでWiFi接続機能あり
- 出来ればエプソンかキャノン
- 出来ればコピー機能あり
- 画質がどうとか、印刷スピードとか、そんなのは関係ない
そんな都合の良いプリンターなんて売ってるのか?と思って調べてみたら、意外と言うかあっさりと見つかり驚きました。
2019年12月現在ネット通販にラインナップされている格安プリンター
Canon プリンター インクジェット複合機 PIXUS TS3130S
EPSON プリンター インクジェット複合機 カラリオ PX-049A
EPSON プリンター インクジェット複合機 カラリオ EW-052A 2019年新モデル
2019年になって、エプソンからPX-049Aの後継モデルEW-052Aが発売されましたので、情報を追加しました。
wi-fi接続など基本機能はPX-049Aを踏襲しています。
この記事は2017年が初稿なのでPX049Aの購入体験をもと書かれていることをご了承願います。
どのプリンターを選ぶか
私のニーズに合うのは主にこの3機種でした。WIFI接続機能が不要なら3,000円台から国内メーカーのインクジェットプリンタは売られています。
基本性能はほとんど差がなく、どれにするか微妙でありますが、2019年モデルで5000円台のEPSON プリンター インクジェット複合機 カラリオ EW-052Aだと私は思います。
もっと突っ込めばL版写真1枚あたりの印刷コストは何円だ?という比較の仕方もあるでしょうが、メーカーが異なると印刷テスト環境が違うし印刷データも違うので、印刷コストを比較することはナンセンスだと判断してあえて書きません。
だいたいどのメーカーも同じような値に収めています。
コストが2倍も違うなんてテスト結果を開示する事はあり得ないでしょう。
だいたいインクカートリッジセットが3000円くらい、それで年賀状が100枚くらいは印刷出来るというのが、今まで何台もインクジェットプリンターを使ってきた私の感覚です。
プリンターを新しく買って年賀状100枚印刷するコスト
今回選んだ2種類のプリンターは付属品として標準サイズのインクカートリッジが付属しています。
一番初めにインクカートリッジをセットした場合、プリンター本体のインク回路にインクが充填される分だけ、印刷できる枚数は減るのが常ですが、年賀状のデザインにもよりますが、全面フルカラーの高画質写真という、もらっても微妙な年賀状ではなく、そこそこの絵柄でメッセージを手書きする余白もあるような一般的なデザインで、画質も普通で印刷するなら、表の宛名も印刷しても100枚は印刷出来るでしょう。
郵便局の年賀状印刷サービスを使うなら価格はいくらに
いろいろなデザインが用意されていて、自分で撮影した写真を使うことも可能ですが、デザインに応じて費用も異なります。
郵便局の年賀状印刷サービスで年賀状を100枚印刷する場合の料金はハガキ代別で4,600円から19,100円です。
詳しくは郵便局の印刷料金ページで確認してください。
宛名印刷は追加料金が必要
宛名印刷は別途 基本料金1,080円 + 宛名印刷枚数×30円 がかかります。
つまり100枚の年賀状に宛名印刷をするなら、1080円+30×100=4080円が別途必要になります。
郵便局の年賀状印刷サービスを利用した場合の合計費用
郵便局の年賀状印刷サービスを使うメリットは年賀状を自分で購入して印刷会社に持ち込んだり送ったりする必要もなく、印刷が完了すれば、そのまま投函してもらえるので、面倒なことが一切ないということです。
年賀状を購入して、送って、印刷完了したら返送されてきて、それを投函する、という手数が必要な印刷サービスだと、12月に入ってから注文すると元旦に年賀状を届けられないという最悪の結果もあるので注意が必要です。
郵便局以外の年賀状印刷サービスの相場
もちろん郵便局以外にも年賀状印刷サービスはあります。
調べてみると1色刷りで簡易デザインだと100枚で定価4,400円から、宛名印刷が基本料500円+8円×100枚=1,300円の合計5,700円ですが、1色刷りでこの値段なので、ある程度は良いものを考えると郵便局の年賀状印刷サービスと比べて格安ということはないようです。(早割りなどキャンペーンで多少の割引がある業者が多い)
プリンターを購入するのと印刷サービスを利用した場合の費用を比較
プリンターを購入して比較的簡易なカラーデザインの年賀状を100枚印刷するなら5,700円。
年賀状印刷サービスを利用すると、1色刷り簡易なデザインで100枚注文して5,700円、フルカラーデザインなら8,680円以上と考えるのが妥当です。
そうなると、安く売られている国内メーカーのプリンターを購入してフルカラー印刷する方がお得です。
さらに突っ込んで考えると、プリンターを購入した場合は、来年も壊れてなく使えるならインクカートリッジ代3,000円ほどで年賀状100枚が印刷出来るのに比べ、郵便局の年賀状印刷サービスは来年も同じ費用がかかるためにどう考えてもプリンターを購入するほうが賢い選択と言えることが分かりました。