PR

キャプションは画像に必要?代替テキストとの違いは?

HP運営

記事に画像を挿入する時に、皆さんはキャプションを設定していますか?

WordPressを使っていると、画像タイトルはデフォルトでファイル名が使われますが、キャプションや代替テキストは空白のまま、という人も多いのではないでしょうか。

そもそもキャプションは必要なのか、代替テキストと何が違うのかをご説明いたします。

キャプションは画像で伝えたいことを補足する

氷点下10度の凍てついた雪道で飼い主に駆け寄る小太郎

上の画像を見てください。

画像だけでは「雪道を走る犬」としか分かりません。

あるいは、ぱっと見ると「雪山を二足歩行する未知の生物?」と思われるかもしれません。

そこでキャプションで画像を補足します。

画像の直下にある「氷点下10度の凍てついた雪道で飼い主に駆け寄る小太郎」が設定されたキャプションです。

画像に付けるキャプションは、画像を見ただけでは伝えられない内容を補足しています。

記事を見た人にとって、雪道を走る犬の画像が挿入されているだけでキャプションがないと、どういう状況なのかよく分かりません。

どういう状況の画像なのか、周辺の文章から内容を読み取る必要があるので、その手間を嫌う人はページの内容に興味を持つ前にページから離れられてしまいます。

キャプションも見出しの役割をする

ページに初めて来てくれた人は、自分の目的が果たせるページなのかを先に判断します。

用があるページなのかも分からないうちから、初めから終わりまでじっくりと読んでくれません。

ざっと見て目に留まるH2タグなどの見出しも重要ですが、見る人を釣るようなおおげさな見出しも多く、それよりも記事の内容を表しインパクトのある画像、そしてそのキャプションが、見る人にとって重要な見出しとなることが多いです。

画像に目が行く、そのキャプションが興味をひく、だから最初から読む、という行動は、きっとあなたもすることがあるはずです。

代替テキストとキャプションは役割が違う

画像にかかわるものに、代替テキストというものもあります。

altタグ代替テキストは画像に必須?SEO効果は?
代替テキスト(altタグ)はユーザーのために必要であり、正しく設定されたaltタグはアクセスアップには必ず効果がありますが、過剰で不適切な代替テキストは検索エンジンから嫌われ、ユーザーにも迷惑でしかありません。

どちらも画像を挿入するさいに設定すべきものですが、代替テキストは「どのような画像なのか」だけを簡潔に明瞭に伝えるためのものです。

代替テキストには画像を見て分かること以外を記述するべきではなく、先の画像の例でいうと、代替テキストは「雪道を走る犬」となり、そして代替テキストは、何かの不具合で画像が表示されないときに代わりに表示されたり、音声読み上げ機能を使った時に読まれたりするものです。

つまり、記事の内容に対して意味のある画像には、キャプションか代替テキスト、どちらかが設定されていればよいのではなく、どちらも必要なのです。

WordPressで画像にキャプションを記述する方法

WordPressで画像にキャプションを設定するのは簡単です。

記事のビジュアル編集画面で挿入した画像をクリックすると現れるツールバーからペンのアイコンをクリックします。

表示された画像詳細メニューのキャプション欄に必要な内容を記述して完成です。

画像によってはキャプションが必要ない場合もある

たとえば記事冒頭に置くアイキャッチ画像にはキャプションは必要ないかもしれません。

装飾目的や、注目してもらうためにしか配置しない画像にまで、全てキャプションを付けると逆に読む人が混乱することもあるでしょう。

キャプションは、あなたが伝えたいと思う画像に付けましょう。

間違ったキャプションの使い方

餌を食べる猫

最後に、間違ったキャプションの具体例をご説明します。

上の猫の画像に設定されている「餌を食べる猫」というキャプションの使い方は正しくありません。

「餌を食べる猫」という誰が見ても分かる説明は代替テキストとするべきで、誰が見ても分かることをキャプションとして使うべきではありません。

画像のキャプションは、画像を見ただけでは分からないことを補足する、という正しい使い方をマスターしてください。

キャプションを正しく使えている記事は読む人にとっても読みやすい記事になるはずです。

改行?強調?見てもらえる文章の書き方で滞在時間を向上する方法
役に立たないという先入観念と高速スクロールによる読み飛ばしを防ぐには、伝えたい事を明確に表示する必要があります。そのために、キーとなる文章の前後には複数行の改行による余白を入れて文章を目立たせること、文字を太字にして強調表示したりアンダーラインで目立つようにしたりすることが有効とされるのです。