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赤外線の不思議な世界!赤外線で撮影した建造物の映像

赤外線

最近はスマホカメラでの撮影写真を安っぽいアプリで加工したしか画像しか見る機会がなくなりました。

が、写真撮影本来の面白さは、いろいろ工夫して、普通の撮影や肉眼では見る事の出来ない映像を手に入れることでもあります。

その工夫の一つが赤外線フィルターを使った撮影です。

デジカメに赤外線フィルターを装着して撮影した写真とはどんなものなのかを、私が撮影した写真をお見せしながらご紹介しましょう。

風見鶏の館の赤外線撮影画像

有名な?風見鶏の館の通常のカラー撮影です。

スマホのカメラや普通のデジカメだと、このような映像しか記録できません。

これだけでは面白くないので、デジカメのCCDから赤外線をカットするフィルターを取り外して撮影してみました。

CCDに赤外線も取り込まれるようになったため、通常のカラー撮影に赤外線の映像情報が追加されています。

画像処理は一切していません。

赤外線の影響で映像は赤っぽくなりますが、木の葉が赤外線を反射して通常撮影とは違う雰囲気に映っています。

デジカメなどのCCDやCMOSセンサーは人間の目に見える光だけでなく、赤外線にも反応する性質のため、デジカメはどれも赤外線をカットするフィルターが取り付けられています。

次に通常のカラー撮影の光を遮断して赤外線しか通さないフィルターを取付けて撮影してみました。

上の画像の撮影状態に赤外線だけを透過させるフィルターをカメラレンズの前に装着して撮影した画像です。

赤外線だけしかデジカメのCCDに届いておらず、純粋な赤外線撮影画像です。

人間の目が赤外線しか見えないなら、このような世界になります。

なぜ人間の目は赤外線に反応しない、赤外線が見えないようになったのか、考えると不思議です。

私は写真を撮るのは素人なので構図が悪いですが、多少腕に自信のある人でしたら、この効果を利用してもっと素晴らしい映像が記録出来ると思います。

日照条件によって赤外線量も変化しますのでこのように木の葉の雰囲気も変わってきます。

人間の目が赤外線にしか反応しなければ、このような世界を日常見ているわけです。

通常のカラー撮影では表現されない、赤外線で映し出された建造物や木々の立体感、躍動感はとても新鮮に写りますね。

人間の目には映らずカメラのCCDにも届かないよう遮られている赤外線は、じつは太陽からこの地球に降り注がれています。

赤外線だけの映像を見ることで赤外線の不思議な世界を感じてみてください。