私の経験上、3月中旬以降4月第1週までの「引越し地獄期間」に引越しするなら、1人世帯で荷物少々、そして同一市内の超近距離じゃなきゃ、どんなに安い引越し会社でも25万円は必要と考えたほうがいいです。
でもね、私はそんな無駄なお金を引越し代に使う余裕がありませんでした。
新しい住居の敷金礼金保証料に意味不明な手数料、その他もろもろ、電卓叩けば鬱になりそうなくらいお金がかかる。
引越し代はローンで払うか?本気でそんな考えが頭に浮かぶなか、苦し紛れに思いついたのが「自分で引越しする」そう!
引越しDIY作戦でした。
自分で引越しするために必要なもの
引越しDIYに絶対に必要なものは2つ!
まずは荷物を運んでくれる人手
私は男なので、あと一人男手があればなんとかなるのでは?
さっそく知人に日当2万円で頼んでみたところ、あっさりとOK
おお!
1万5千円にすれば良かったか?でもまあ、気持ちよく引き受けてくれたのでヨシ!
でも人選は慎重に。
若さだけでは過酷な荷物運びに耐えられないかもしれません。
日ごろから、体を使う仕事してるなら、おっさんでも大丈夫かも。
でも、ひ弱な若者だと、もう一人追加して3人体制で引越しに挑むのが無難だと思います。
そうなれば1人1万5千円で計3万円の予算を考えましょう。
次に必要なのは貨物トラック
貨物トラックはレンタカー会社で借りることが出来る。
必要なトラックの大きさとタイプは?
引越しに使う貨物トラックの大きさは、2人世帯で普通に家具や持ち物があるなら2トンタイプを用意しましょう。
1.5トンの貨物トラックだと素人が荷物を積み込むと、積みきれない場合があります。
そしてアルミバンタイプのトラックが必須
荷台に四角い箱があるのがアルミバンタイプ
アルミバンじゃなきゃ、荷物が全然積めません。
それに引越しの日に雨が降ったら最悪です。
レンタカーを借りて人手を手配しているので「雨だから引越し中止」なんて言えないでしょ?
だから絶対にアルミバンタイプのトラックを探しましょう。
さらに必ず必要なのがパワーゲート
パワーゲートはトラックの荷台に荷物を上げ下げする装置です。
はっきり言ってパワーゲートがなければ引越しは無理です。
冷蔵庫や洗濯機、特に乾燥機が一体になったドラム式洗濯乾燥機はクソほど重い!
ナメたらアカン。
ドラム式洗濯乾燥機はクソほど重くて男2人でも運ぶのがマジで大変!
もう二度と運びたくないって言ってしまうほどドラム式洗濯乾燥機は重い!
たとえドラム式洗濯乾燥機がなくても、本当にパワーゲートは必須です。
パワーゲートの付いてないトラックで引越ししようもんなら、大事な家具や家電のどれかは必ずぶっ壊れるでしょう。
そんなことになったら、ケチって引越しDIYしたことを悔やむし、新生活のスタートが残念なものになるのです。
なのでパワーゲート付きのアルミバンタイプで2トンのトラックを探します。
じゃあ、引越し用の貨物トラックのレンタル代は?
パワーゲート付きのアルミバンタイプで2トンのトラックなんて、レンタルするだけでもすごく高額なのでは?
私も初めはそう思いました。
2トン貨物トラック半日レンタルするだけでも5万?7万?もっと?
トヨタレンタリースでトラック借りるといくら?
トヨタレンタリースのトラックのページを確認
アルミバン(2tワイドキャブロングデッキ)の価格表を見ると6時間まで15120円
え!?安すぎじゃない?この価格は基本料金で、これに時間に応じたレンタル料が必要になるのでは?
よくわからん…
12時間借りても19440円なわけないよね?
それに引越し会社と同じで、ぱっと見、安そうで、実は3月だからって理由だけで足元みてとんでもない高額な見積りになるんじゃないの?
私はアルミバン(2tワイドキャブロングデッキ)が12時間19440円で借りられるなんて信じられなかったので、トヨタレンタリース予約センターに電話で確認しました。
そしたら!
「価格表にある金額が全てで、他にはかかりませんよ」と。
おお!マジか!
めっちゃ安いやん!っていうか、どんだけ引越し屋ってボッタクリなん?ってのは置いといて。
これもう、引越しはDIYでやるしかない!と確信しました。
で、アカンやろなあと思いながらもパワーゲート付きトラックなのか確認しました。
そしたらなんと!
「パワーゲート付きですよ」と神の声が!
まさにマジか!トヨタレンタリースって神やん!
しかもしかも、ラッシングレールを使って荷物を固定するラッシングベルトも無料で2本用意してくれているって!
さらにETCカードも貸し出してくれて、ETCカード持ってなくてもETC料金で高速道路走ることも出来て、料金はトラック返却時に清算してくれる。
レンタカーのガソリン(軽油)は満タン返しだけど、いちいちガソリンスタンドに寄って満タンにしなくても、トラック返却時に走行距離から燃料代を計算してくれて店頭で清算も出来る至れり尽くせりぶりが半端ない。
トラックをレンタルする時は運転免許の確認を
私は普通免許しか持っていませんが2tトラックは運転出来ました。
が、免許取得時期によっては運転できない場合もあるので確認が必要です。
3月でもアルミバントラックはレンタル出来たのか?
引越しシーズンの3月、引越し屋も自社トラックだけでは足りない場合にレンタカーも使うはず。
トラックに空きがあるかを確認したのは2月中旬で、引越し予定日は3月中旬、だめ元でトヨタレンタリース予約センターに聞いてみたら、引っ越す先の近くの営業所にアルミバン(2tワイドキャブロングデッキ)が1台あると。
おおおおおおお!ラッキー!!即予約!
私の場合、引越し先の距離は約50km離れてて、引越し先近くの営業所で見つかったので、まず引越し先近くまでレンタカーを引き取りに行き、そこから引越し元の住まいに移動して荷物を積み込み、引越しが終わって近所の営業所に返却に行きました。
たぶんこれが一番ベストな方法でしょう。
逆に引越し元の近くの営業所だったなら、引越しが終わってから引越し元に戻って返却、そこからまた引越し先に行くことに。
このパターンは面倒かもですが、それでも燃料代や高速代を払っても格安の引越しに違いない。
仮に少々離れている営業所にでもトラックがあるなら借りればよい。
どうしたって25万円もの引越し代にくらべたら、トラックをレンタルする方が激しく安くなる。
トヨタレンタリースはとても親切
トヨタレンタリースの予約センターのオペレーターさんはとっても親切で、希望のトラックがどこかにないか、いろいろ探してくれます。
引越し屋や引越し比較サイトでえげつない嫌な思いをさせられた後なので、親身になって相談に乗ってくれて探してくれるオペレーターさんの対応がとても嬉しかったです。
さすが世界のトヨタグループ、トヨタレンタリースです。
DIYで引越しするのにかかったお金
- 人件費2万円
- レンタルトラック6時間15120円
- 高速道路走行料金約5000円
- 燃料代約3000円
- プチプチシート約2800円
- 段ボール約3000円
- エアコン取り外し取り付け約1万5千円
合計約6万5千円
引越し屋の一番安い見積りが25万円だったので、DIY引越しにより引越し代18万5千円も節約できました。
もちろん、体はボロボロでクタクタで、もう二度と自分で引越しなんてしたくないと思いました。
もっというと、もう2度とドラム式洗濯乾燥機は運びたくないと痛感しました。
何度も言いますがドラム式洗濯乾燥機はアホほど重くて、男2人でも死にそうになるくらいキツかったです。
DIYで引越しするのにおススメのアイテム
家具や家電の保護、そして食器や割れ物をくるんで保護してくれる引越し必需品がプチプチシートロール
私は60㎝×20mのロールを2本使いました。
トラックに荷物を積む際のクッション材の代用にもなります。
難点は、引越し後のゴミになって、かさばるので捨てるのが大変ってことです。
実は段ボールも引越し後にはゴミになるので、なるべく段ボール箱は使わずに荷造りすることを心がけましょう。
誰もが実践できる方法ではないが
今回私が行ったDIY引越しの方法は、誰でも出来るわけではありません。
片道6時間かかるほど長距離の引越しだとトラックのレンタル料もかさみます。
そもそもトラックを運転出来る人がいないなら自分で引越しすることは不可能です。
そして、女性一人の引越しで、手伝ってくれる男性もいなくて、便利屋を使って男手を複数確保するのは気が引けるでしょう。
でも、条件が整うのであれば、引越しは意外とプロに頼まなくても自分たちだけでなんとかなる。
3月だからと足元みられて高額な引越し代を支払うことに抵抗がなければ、それもアリですが、新生活に必要なお金を無駄使いしないための参考にしていただけると幸いです。