山中に墜落して2か月間も雨ざらしだったラジコン飛行機の損傷状況

墜落して2ヶ月もの間、風雨に打たれながら山中に放置されていたラジコン飛行機Edge540が帰ってきました。

発見回収したときは、想像をはるかに超える、墜落前と変わらない外観に驚いたのですが…

山中に墜落したラジコン飛行機の発見回収回顧録
山中に墜落したラジコン飛行機を探しに行くことは大変危険です。道なき山中を捜索していると、方向感覚がなくなり自分が今どこにいるのかも分からなくなってしまいます。どうしても山中を捜索する時は複数人で行動しGPS機能のある機器を使いましょう。

良く見ればそれなりにひどい状況だった

回収した当初は原型をそのままとどめていることに大変驚き、「こんなことは考えられない!奇跡だ!」と興奮していましたが、冷静になり細部までマジマジと確認していくと、さすがに自然の猛威は凄まじく、機体の骨組みであるバルサやベニアなどの木材は黒白青など色とりどりのカビに蝕まれ、ネジ類の赤錆びも2ヶ月に及ぶアウトドアライフの厳しさを物語っていました。

また機体を持つとズッシリと重く、機体を構成する木材に水分がかなり含まれていることも容易に想像できました。

回収時にはこのような簡単に目視で分かる範囲で機体の状況を確認し、以後本格的な点検修理作業は自宅で行なうこととしました。

ラダーやエレベーターには金魚鉢ほどに水が溜まっていた

自宅での詳細な状況確認の結果、もっとも雨の影響を受けていると思われたのは機体後部で、持ち帰ってからもなお「ジワっ」と水がにじんでいました。

特にエレベーターは手で動かすだけでも重量感がありましたので、フィルムをはがして乾燥させることにしたのですが、カッターナイフをフィルムに刺した途端、大量の水が溢れ出し部屋がビショビショになりました。

「まるで金魚鉢のようだ」というほど出てくる水にギョッとしながらエレベーターのフィルムを全て剥がしましたが、想像以上の浸水に「これではラダーも無事ではあるまい」と覚悟を決め、分かっていても同じようにラダーから噴出する水にビックリしつつ、「回収したまま何もせず、再び飛ぶなんてのはとんでもなく甘い考えだった」と改めて状況の厳しさを確認することとなりました。

ヒンジ差し込み穴から浸水していた

本来密閉されているこれらのパーツに、何故ここまで水が浸入したのか不可解でした。

若干機体が後ろ下がりの状態で木に乗っかっていましたので、水が入りやすい状況だったことは確かですが、フィルムで完全に被服されているので湿ることはあっても浸水はしないはずなのです。

そう思いつつ原因を探っていき、やがて分かったことは水平尾翼とエレベーターを連結しているヒンジの差込穴が1部分接着不良で、その穴から水が浸入していたことが分かりました。

ぴったりの穴ではヒンジの差込が非常に困難であるため、大きめに穴を開け、取付け後に穴もろとも接着するのですが、自分では完全に接着したつもりでも完全な作業ではなかったということです。

そのままではいずれ廃油が木部を侵し空中分解になっていたでしょう。

こんなことで一つ一つの作業の大事さを再確認してしまいました。

カメムシの臭いがする機体

機体は防水ではないと書きましたが、エンジンや制御機器も一切防水ではありません。

全ての機器の動作点検を行なう必要もありましたので、慎重に取り外していきましたが、作業中どうもカメムシ臭い。探していくと狭い隙間に1匹隠れていました。

2ヶ月も山に居たのでカメムシがいても不思議ではなかったのですが、1匹取り出してもまだ臭い。

他にもいてるのかと探せばやっぱりもう一匹、しかしまだ臭い、を繰り返してようやく臭いが治まったときには、なんと6匹ものカメムシを除去したのです。

持ち帰るときにも2匹取り出したので8匹以上のカメムシがこの機体に住んでいたことになります。

これには結構参りました。

カビだけでなくカメムシ家族にも機体が不法占拠されていたのです。

山で暮らす2ヶ月という月日の長さを思い知りました。

燃料漏れの形跡を発見

すべてのメカを取り外せば機体内部は木材だけになります。

この状態でさらに破損箇所を点検していると、どうも水濡れではない嫌なシミがあります。

さわってみるとそれは油のようで、左側面の機体中心部から後部までかなりの量がしみ込んでいるようです。

推測できるのは燃料漏れであり、たしかに回収してすぐに燃料タンクを確認したときは空っぽで、「きっと木に乗っかってからもエンジンは燃料がなくなるまで回転を続けたんだ」と思っていたのですが、どうも違うようです。

なんらかの影響で燃料タンクにわずかな亀裂が入り、そこから燃料が噴出したようです。

これはかなりやっかいで、水は乾かせばなくなりますが、木材が吸い込んだ油は乾燥することなく、やがて表面のフィルムも剥がしてしまうのです。

アルコールをしみ込ませた布で何度も拭いてみましたが、取れるのは表面の油のみ、奥深くにしみ込んだ油はどうにも出来ませんでしたので、対策として簡単に切り取れる部分は切除し、新たに部材を作り直すことにしました。

徹底的に乾燥させることにした

状況を一通り確認し、怪しい部分のフィルムをすべて剥がされ、骨組みが露わになった機体、修復作業の段取りは出来ましたが、次第に乾燥していくにつれて、不具合が出る可能性もありますので、修復作業に取り掛かる前に期待をベランダで徹底的に乾燥させることにしました。

空物

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sada

管理人の松居サダと申します。ユーザーフレンドリー企業認定協会(架空)に所属するステマレビュー判定員(自称)です。口が悪いようで実は心優しく、下ネタのようで奥深い人生論を話してたりする、ちょっとイイ奴です(^^♪

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