F-AIR DVをこかしすぎて同じ場所ばかり修理しているうちに、何度も瞬間接着剤を吸い込んだバルサが軽石のようになり、胴体も稲妻マークのようにガタガタになってきた為、永眠させてやることに決め、YAK54 F-AIR Proを新規に投入しました。
YAK54 F-AIR Proはナイフエッジ性能が凄い
特にナイフエッジはそりゃぁもう通常の水平飛行かと思えるほどに浮きが良く、しかも安定性抜群、ホクセイモデルの池田さんが他の機体のPVでやっているようなスローナイフエッジも、それほどラダーを打たずに出来たりします。
他の機体ではナイフエッジで目の前を通すときに、エンジン回転を下げて高度を低く調整したくても、どれくらいのラダーとスピードでコントロール出来るのか?は、飛ばし込まないと簡単にはつかめず、実際挑戦するとキメるのが難しいですが、YAK54 F-AIR Proならそのあたりが正面の通常飛行のように、特に意識しなくても自然にゆっくり低くコントロール出来ます。
これは操縦者にしか伝わらない感動モンのフィーリングです。その操縦者にしか分からないフィーリングで飛ばしている動画はこちら。
ロール時の浮きの良さに感動する
またエルロンをガバっと打つとロールスピードが恐ろしく速いのはホクセイのHPで案内されている通りですが、それよりも特筆すべきはロールの浮きで、その性能からローリングサークルやローリングコブラが他の機体に比べて断然やり易いです。
池田さんがPVでやっているようなローリングコブラを他の機体で真似しようとしても、風が舵にあまり当たらない低速で、あのゆっくりとした一定のリズムでロールすること自体が大変難しく、機速や回転スピードが速く角度の浅いプチコブラロールになりがちです。
池田さんのようにゆっくりキレイに魅せるためには、どの角度や位置でも的確に浮かせ、しかも真っ直ぐ進むように舵を入れ続ける必要があります。
そのうえエンコンを常に操作してコブラ状態を維持、あるいはエンコンで機体を回しながらエルロンを微妙に操作しているのですから、そう簡単に素人が真似出来るもんじゃない最高難度の技なのです。
が、YAK54 F-AIR Proなら、指が追いつかなくても、ある程度機体が浮いてくれますのでギクシャクしながらも結構それらしいコブラロールもどき、になってくれます。
余談ですが、以前に未舗装の飛行場の滑走路上、超低空をホクセイモデルの池田さんがデカエアーで、土煙を巻き上げながらローリングコブラをしているのを見ましたが、滅多に見られないド迫力に圧倒されたのを思い出しました。
主翼が他のF-AIRよりも薄い
話をYAK54 F-AIR Proに戻して、主翼が他のF-AIRよりも薄い為、失速しやすく難しいか?と思ったり、予備として購入してから製作するまでの間に、同じYAK54で主翼が厚いタイプのDVが発売され、「やってしまったかも!?」と思っていましたが、実際に飛ばしてみるとファンフライ機特有のフワフワした妙な浮きが抑えられており、スロットルや各舵に素直に応じて飛んでくれます。
と、言ってもコロコロするわけでなく特性はあくまでファンフライです。
例えるなら、ラダーを摺りそうな低空でコブラをするとき、空気がしっかり支えてくれて、その上をエンコンで滑っている感覚がよく分かります。
しかもナイフエッジ系が楽、ホバリング、トルクロールは他のF-AIRと遜色ないので、私は今までとばしたF-AIRのなかで一番気に入っています。
あまり飛行には関係ありませんが、テールギアがラダー連動の可動式に変更されているのがチョットお得かな、と思いました。
下手くそな私は着陸しても曲りきれなかったり、無理にテールを浮かして曲がろうとして前のめりになりプロペラを地面に当ててたりしていましたので、この方がうれしいのです。
どんどん改良が加えられ常に進化しているF-AIRシリーズ。私も50クラスはこれで3機種目になり、その都度「おおっ!」と感動していますが、実はなんとかしてほしいと思う部分もあるのです。
F-AIRシリーズのなんとかしてほしい部分
池田さんがこのブログを見ることはないと思われますが、あえて書いときます。エンコン用に小型サーボが使えるようにして下さい!
エンコン用サーボ取付け穴が用意されていますが、標準サーボ用なので小型サーボは工夫しないと取付け出来ません。毎回それが面倒なのです。
出来れば軽く作りたいですし、50クラスのエンコン用に十分使える6V対応の小型サーボはいくらでもあります。
小型サーボ用の穴が開いたベニアを標準サーボの穴にはめ、ビス止めか接着するだけで簡単に小型サーボも使える。
こんな感じだと作業時間も短縮、しかも確実に取付け出来ると思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?