ヨーグルトパックの方法やヨーグルトが美白や美肌に効果的な理由

美容・健康

ヨーグルトは便秘解消などの効果が有名で、身体の中から美しくしてくれる美容健康食品として、多くの女性に親しまれています。

食べることで、腸内環境を整えてくれる善玉菌を増やす働きのあるヨーグルトですが、実は肌に直接作用する美肌効果も期待出来ることをご存知でしょうか?

ヨーグルトを美容に利用する方法はいろいろありますが、今回はヨーグルトを肌に塗るヨーグルトパックをご紹介します。

ヨーグルトパックは、シミや黒ずみの改善、日焼け後のお手入れなどの美肌効果や美白効果があると言われています。

でも、「ヨーグルトパックは美白効果抜群」などと噂ばかりでは半信半疑のまま、なかなか試す気にもなれないでしょう。

まずはヨーグルトパックに美肌効果があると言われる根拠を調べてみました。

ヨーグルトに含まれる乳酸の働き

ヨーグルトパックに美肌効果があると言われる理由の1つに、ヨーグルトに含まれる乳酸の働きがあります。

乳酸は、文字通り酸で、古くなった角質を取り除いてくれるピーリング効果があります。

ピーリングによって肌の代謝が促進されるので、ヨーグルトでパックすることで正常なターンオーバーによる健康的な素肌を得ることが期待できるのです。

ヨーグルトに含まれる乳清の働き

ヨーグルトが入った容器を開封したときに、ヨーグルトの上部に水分がたまっていることがあります。

その水分は、乳清という成分で最近ではホエイやホエーとも呼ばれます。

乳清には美しい肌を手に入れるために欠かせない各種栄養素が豊富に含まれていますので、邪魔だといって捨てたりせずに混ぜ込んで使うようにしましょう。

乳清には、メラニン色素を作るチロシナーゼという酵素の働きを抑制する効果があります。

メラニン色素のもとになるチロシナーゼを抑制することで、シミ・ソバカスを防ぐ他、日焼けした後の肌ケアや、気になる部分の黒ずみ対策にまで効果があるとされます。

併せて保湿力も高く、ヨーグルトパックで乾燥から素肌を守り、明るい素肌へと導く美白効果が期待出来るのです。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌の働き

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、天然の防腐剤とも言われ、雑菌の繁殖を防ぐ働きがニキビの予防・改善に効果を発揮してくれます。

人の肌には常在菌が住んでいて雑菌や病原菌から肌を守ってくれています。

しかし、ストレスや生活の乱れによって常在菌と雑菌や病原菌のバランスが崩れてしまうと、肌荒れが起こります。

乳酸菌で常在菌の働きを補うことで、雑菌や病原菌の繁殖を抑えることが出来て、肌荒れやニキビの予防、改善に効果が期待出来ます。

他にも乳酸菌には、タンパク質を分解する酵素である、プロテアーゼが含まれており、肉をヨーグルトに漬けて柔らかくする調理法は、このプロテアーゼの働きを利用しているのです。

乳酸菌に含まれるプロテアーゼでタンパク質成分である皮膚の角栓を落としやすくして、毛穴詰まりの予防、改善にも効果が期待できます。

これら乳酸、乳清、乳酸菌の働きにより、ヨーグルトをパックすることが美肌、美白に効果的だと言われています。

ヨーグルトパックといわれるので、ヨーグルトは顔のケアに効果があるというイメージを持ちやすいですが、他にも気になる部分の黒ずみがヨーグルトを塗って改善したという声も多いです。

食べるだけではない意外すぎる効果がヨーグルトにあることが分かりますね。

ヨーグルトパックに必要な材料と作り方

ヨーグルトパックに必要な材料は、無糖タイプのプレーンヨーグルトだけです。

 

無糖のヨーグルトを手に取り、顔や黒ずみの気になる部分に直接塗るだけなので、作り方なんてなく、とてもシンプルです。

ただし、使うヨーグルトによっては、顔に塗った時に垂れやすく使いにくいこともあるでしょう。

そんな時には小麦粉(薄力粉)を混ぜて、ヨーグルトパックが垂れにくくします。

小麦粉(薄力粉)を混ぜる場合は多くても1:1の割合までにしましょう。

ヨーグルトを手に取る時には、上澄みの水分、乳清をしっかり混ぜ込んだヨーグルトにしておくことをお忘れなく。

ヨーグルトに混ぜてパックすると効果的な食材

ヨーグルトだけでも十分効果を感じる人が多いのですが、さらに混ぜ込むことで確実に1アップ出来る食材をあわせてご紹介します。

蜂蜜

ハチミツは、ヨーグルトよりも有名な美容食材です。

はちみつは保湿や殺菌作用に優れて、日本でも昔からハンドクリームとして使われることもあるほど肌への浸透性も良く、ヨーグルトと一緒に使うと相乗効果が得られます。

小麦粉(薄力粉)と混ぜて作ったヨーグルトパックに蜂蜜を大さじ1杯ほど加えてよく混ぜ合わせます。

はちみつを加えるとヨーグルトだけパックしたときよりも肌の仕上がりはしっとりしています。

はちみつの保湿力の高さがプラスされるので、肌が乾燥してダメージを受けている時におすすめです。

塩やオリーブオイル

他にもスクラブ洗顔効果や血行促進による肌のくすみ対策として塩をひとつまみ混ぜたり、肌のしっとり感アップや、キメを整え肌を明るくするためにオリーブオイルを混ぜたりしている人もいるようです。

豆乳

「豆腐の盛田屋 豆乳よーぐるとぱっく」という、ヨーグルトに豆乳を混ぜたヨーグルトパックが人気です。

肌の色が白くなった、肌がもちもちしてきた、など、Amazonでの購入者の評価も上々です。

ヨーグルトパックの使用方法やり方

  1. 手に取ったヨーグルトを顔に伸ばしてパックしていきます。
  2. 顔全体にパック出来たら10分ほどそのままにして肌に馴染ませます。
  3. その後パックしたヨーグルトをぬるめのお湯で優しく丁寧にしっかりと洗い流します。
  4. 最後に、いつもお使いの化粧水や乳液で肌を整えます。

ヨーグルトパックを行うペース

ヨーグルトパックは、ヨーグルトに含まれる乳酸の働きによる肌のピーリング効果があります。

ヨーグルトの乳酸のピーリング効果で、肌の不要な角質を取り除いて正常なターンオーバーが促され、美肌作りに効果があります。

しかし、実際のピーリングと同じで、ヨーグルトパックのやり過ぎは肌へダメージを与えます。

ヨーグルトパックは1週間に1回くらいのペースで行うようにしましょう。

乾燥肌やデリケートな肌の人は、2週間に1回くらいのペースでもよいでしょう。

ヨーグルトパックの注意点などFAQ

ヨーグルトパックを行う際の注意すべき点や疑問など、私が実際にヨーグルトパックをするときに調べたことについてまとめています。

きっとみなさんも同じような疑問があると思うので、分からないことをそのままにして、逆に肌を痛めることがないようにして下さい。

賞味期限が切れたヨーグルトはパックに使えるの?

賞味期限までに使い切れず残ったヨーグルトは、ヨーグルトパックに使わないようにしましょう。

一般的に無糖のプレーンヨーグルトは大容量で売られているので、ヨーグルトパックだけに使っていると必ず賞味期限が切れてしまいます。

パックの前にしっかりとヨーグルトを食べてから少量を手にとりパックするようにしてください。

それでも賞味期限までに使い切れず残ったヨーグルトは使わないようにしましょう。

古くなったヨーグルトには雑菌が繁殖してる可能性もあり、そんなものを顔に塗るのは思わぬトラブルの原因に成りかねません。

また小麦粉を混ぜる場合は、使う都度ヨーグルトと混ぜるようにします。

小麦粉とヨーグルトを混ぜたまま作り置くとすぐに痛んできます。

小麦粉とヨーグルトを混ぜたパックを作ったときは必ず当日中に使い切りましょう。

敏感肌にも使えるの?

無糖のプレーンヨーグルト自体は、敏感肌でも使うことが可能です。

しかし、小麦粉を混ぜ込む場合は、小麦粉によるアレルギーに注意してください。

ヨーグルトに小麦粉を混ぜたヨーグルトパックを使う場合は、パッチテストを行うことをおすすめします。

パックをしている時でも肌にかゆみや赤みが出た時はすぐに使用を中止して洗い流してください。

毎日ヨーグルトパックして大丈夫なの?

ヨーグルトパックはとてもお手軽に出来る美容方法です。

パックした後の肌触りも心地よく、1度ヨーグルトパックをして異常を感じなかった人は、強い紫外線を浴びて日焼けが心配な夏場などは、毎日の肌ケアに使いたくなるはずです。

しかし、ヨーグルトパックをやり過ぎると、逆効果になり乾燥肌の原因にもなってしまいます

さらには必要な皮脂まで落としてしまい、肌が保護されなくなり肌トラブルが起こりやすくなってしまうため注意しましょう。

ヨーグルトパックは、1週間に1度くらいで十分です。

肌の弱い人は2週間に1度くらいで、たとえ肌が強い人でも、3日間は間隔をあけてから、もう一度ヨーグルトパックをするようにしましょう。

過ぎたるは及ばざるが如しです。

とりあえず軽い気持ちで試してみましょう

無糖のプレーンヨーグルトさえ買ってくれば気楽にスキンケアが出来るので、まずは一度お試しくださいね。

暑い夏の日差しでダメージを受けてしまった肌に、冷蔵庫で冷えたヨーグルトを塗るだけでも気持ち良いですし、美白効果も期待できるので一石二鳥ですね。

小麦粉は必須ではないので、なくてもヨーグルトが顔から垂れないように気を付けていれば大丈夫です。

ヨーグルトを美味しく食べて、美肌も手に入れちゃいましょう。