2022年、今年の夏も暑いぞ！
最近の夏は暑いなんてもんじゃなく、熱中症で命に関わる災害レベルの危険な暑さです。
毎日クーラーの効いた室内で仕事が出来る人、暑いときには外に出なくてもいい人には、炎天下やクーラーのない場所で働く人が、命の危険にさらされてる事が想像出来ないかもしれません。
熱中症の危険と背中合わせだという危機感が理解できないかもしれません。
しかし、建築・建設作業、自動車整備、交通整理、農作業、畑仕事、倉庫管理をはじめ、猛烈な暑さの中で何時間も仕事をしている人には、今年の夏こそは、熱中症から身を守り命を守るため、プロとしての真剣な猛暑対策が必要です。
猛暑対策の最後の切り札！冷却ファン付き空冷作業服
これまでの暑さなら、野外での仕事や作業でも冷却タオルやヘルメットに取り付けた小型携帯扇風機でもなんとか凌げたかもしれません。
6月くらいまでなら最近流行のネッククーラーでもなんとかなったでしょう。
しかし最高気温40度を超える最近の夏は、冷却タオルや携帯ファン、ネッククーラーごときで熱中症から命を守ることは不可能です。
いつもなら麦わら帽子だけで大丈夫だった畑仕事や農作業でさえ、油断すると簡単に熱中症で倒れてしまいます。
そこで今回ご紹介するのが、猛暑対策の最後の切り札とも言うべき冷却ファン付き空調服、空冷服です。
最近では工事現場で働いている作業員の方々が、背中にファンがついてて、膨らんだ作業服を着ているのを目にした人も少なくないと思います。
ファンで送り込まれた風で作業服が風船のように膨らんでいるのを見て「何あの作業服？」って思った人もいるでしょう。
そのように、ファンで強制的に作業服の中に空気を送り込んで体を冷やす作業服を総称して、冷却ファン付き空調服や空冷服と呼ばれています。
冷却ファン付き空冷服って本当に冷えるのか？
私は以前、自動車整備士や自動車板金修理工という仕事をしていたときに冷却ファン付きの作業服を使って体を冷やしていました。
真夏の修理工場内のピット（作業場）は扇風機くらいは置いてありますが、自動車のエンジンの熱気も加わるとハンパない暑さでした。
そんななか、当時の冷却ファン付き空冷作業服でさえ冷却効果はちゃんとあり、脱水症状や熱中症から守ってくれました。
暑さで朦朧としていると大怪我をする恐れもある危険な仕事でしたから、私には手放せない冷却グッズでした。
最近の冷却ファン付き空冷服や空調服は、ファンの性能やバッテリーの出力、作業服の素材がさらに向上しているため、冷却効果がアップしていることは間違いありません。
事実、それを証明するかのように街中で空冷ファン付き作業服を着て働く人を今年はたくさん見かけます。
本当に体を冷やしてくれるから、猛暑のなか、外で働く人が空冷ファン付き作業服を着ているのです。
40度を超える野外で空冷ファン付き作業服を着て工事中の交通整理をする人。
ファン付き空冷服は汗で身体が濡れると冷却効果が倍増
お風呂あがりの濡れた身体を扇風機の風に当てると身体が冷たくなるという経験は誰しもあるはずです。
もしなければ、指先を水に濡らして息を吹きかけてください。水に濡れた部分は特に冷たく感じますね。
これは汗や水が扇風機の風や吹きかけた息で蒸発するときに、身体から熱を奪うためです。
この原理を冷却ファン付き空冷服は利用して、汗で濡れた身体を冷却してくれるのです。
汗や水分で濡れていないと冷却ファン付き空冷服は効果なし
よって、汗をかいてない人には冷却ファン付き作業服は効果ありません。
汗もかかないのにファン付き作業服を着ても、冷却効果は全くありません。
乾燥している身体にいくら風を送り込んでも冷えないので、汗をかいていない時に冷却ファン付き空冷服を試しても、気休め程度しか冷えないという結果になってしまいます。
そもそも汗で肌着がビショビショになることがないエアコンが効いた場所で仕事をする人にとって、猛暑対策の最後の切り札であるファン付き作業服は必要ありません。
ファン付き作業服は、猛暑のなか大量の汗をかきながら仕事や作業を行い、命の危険を感じるような人には効果絶大の冷却アイテムです。
購入者の評判が良い冷却ファン付き空冷服のご紹介
冷却ファン付き作業服セットは国内外で作られており、価格は5､000円～20,000円と幅があります。
この価格差は作業服自体の空冷性能はもちろんですが、ファンを駆動するバッテリーの有無や容量、ファンの形状や数、風量調整の有無などからくるものです。
安いからというだけで飛びつくと、バッテリーや充電器が付属してなくて、作業服の収納ポケットの大きさに合ったバッテリーを自分で別途用意（充電器も用意）する必要があるなど面倒です。
田舎で農作業や畑仕事をするご両親にプレゼントするような場合、高価でも必要なもの全てがセットになっているファン付き作業服を選びましょう。
そこで私がおすすめするのは、バッテリーや充電器など必要なもの全てがセットになっていて、実際に購入して使った人の評判の良い冷却ファン付き作業服セットです。
空調服 作業服 空調風神服 サンエス 半袖ブルゾン+高性能ファン・バッテリー
空調服 作業服 空調風神服 サンエス 半袖ブルゾン
動きやすい半そでタイプの冷却ファン付き作業服セットならこのモデルです。
他の冷却ファン付き空冷服セットよりも優れる特徴
付属の専用日本製大容量リチウムイオンバッテリーで連続8時間使用可能。
充電器もセットなので、スマホやタブレットを持っていない高齢者の方も安心して使ってもらえるセットです。
この空冷服セットにはレギュラーファンが付属しています。
生地の繊維が高密度で織り込んであり、風が作業服の生地から漏れずに袖や襟にまで届き、体全体をしっかり冷やしてくれます。
特許を取得している斜めファンにより、ファンの取り付け角度が調整出来るので、使う人の仕事内容に応じて冷やしたいポイントを調整出来ます。（他の冷却ファン付き空冷作業服セットはファンの取り付け角度は調整不可）
ななめファンを採用しており、取り入れた空気を上方向に吹き出す事が可能です。
より効率的に空気を循環させ体中の汗を冷やす事が出来ます。
ファンの取り付け角度は自在に変更出来るので、自分に合った冷却効果を得ることが可能
ななめファンを内側（後側）に傾けると背中から首にかけて風が多く循環し、ファンを外側（前側）に傾けて取り付けると腹部や腕まわりを中心に風が循環します。
安心の日本製ファン付き作業服セットなので、買ってから「変な日本語の説明書を読んでも何がなんだか分からない」ということがありません。
ファン付き作業服サイズは1サイズ大きめを選ぶのがおすすめ
空冷服のサイズを選ぶ際に、いつも着ている服と同じサイズだと、ぴったりしすぎて動きにくく、身体と服の間に風の通り道が出来ません。
ファン付き空冷服のサイズはいつもより1サイズ大きめを選ぶのがポイントです。
例えば身長172cm程度ならLサイズの服を着ることが多いでしょうが、ファン付き作業服の場合だとLLサイズを選ぶとちょうど良いと感じる人が多いようです。
写真のモデルが着用しているアンダーシャツは付属しません。
冷却ファン付き作業服購入者の評判
農作業に使用。噂の製品ＧＥＴ！汗をかいたときに特に涼しく作業がはかどります。「熱風が出てくるだけ・・」などのレビューも拝見しましたが、1日のいろんなシーンを経験いたしますと、汗をかかないと涼しくないです。ただ暑いから着用するのというのは無意味です。体を動かして汗をかく人が着用して初めてその効果が有ることを実感します。
塗装の下処理やらマスキング作業の時に汗だくだったのが、かなり解消されて快適！半袖なので、水仕事もOK！
以前から気になっていて暑さに耐えれなくなり購入。インナー素材の組み合わ次第で冷感が違います。今年の夏は暑さでバテずに済みそうです^ ^メーカーさんに要望としてバッテリーポケットの位置なのですが、仕事の関係上、腰の位置だと支障があるので胸にもあると良いです。
Amazonカスタマーレビューより抜粋
2万円弱と、他の冷却ファン付き空冷作業服と価格だけを比べると高いと感じるかもしれません。
私も初めて見た時は「2万もするのか？！」と思いました。
しかし他の安い空冷作業服を見比べ、付属のバッテリーやファン、服の素材などをよく比較検討すれば、この冷却ファン付き空冷服セットしかないという結論になりました。
だから「冷却ファン付き空冷作業服ランキング」など無意味なことをせず1本釣りでご紹介しています。
作業服だけも買えるので洗い換えにも困りません
ファンやバッテリーの取り外しは誰でも簡単に出来るので、作業服だけを買っておくと、冷却ファン付き空冷服を使わない休日を待たずに作業服を洗濯してローテーションすることが出来ます。
作業着とはいえ、夏場に1週間洗濯をせずに毎日着用するのは厳しいはずです。
付属のファンの交換はおすすめしません
このファン付き作業服セット以外に、サンエスの空調風神服に他の安物のファンを組み合わせた安価な冷却ファン付き空冷服セットも売られています。
しかし、ななめファンではないので風向きが調整出来ない、耐久性や信頼性に劣る、など「それなり」なセットなので、プロとして仕事に使うものですし、信頼出来ないものは使わないようにしましょう。
また、ここでご紹介しているファン付き作業服セットにもオプションでハイパワーファンが用意されていますが、購入者の評判を見る限り、現時点では耐久性に問題があるようなので、「もっと冷やしたい」という理由で交換しないほうがよさそうです。
ファンの寿命で交換が必要なら、レギュラーファンを購入するのが無難です。
長袖タイプのファン付き作業服セットもあります
仕事で半そで作業服が使えない場合は、長袖タイプの冷却ファン付き空冷服セットも販売されています。
使われている作業服やファン、バッテリはここで紹介している半そでタイプと同じものなので、冷却効果抜群で安心して使うことが出来ます。
冷却ファン付き作業服セットの素朴な疑問にお答えします
Q：冷却ファン付き空冷服はファンを回転させると膨らむのか？
A：はい。ファンにより服の中に風を強制的に送り込むので多少は膨らみます。
Q：作業服の生地が風通し悪そうだけど暑くないのか？
A：送り込まれた空気が無駄に漏れないよう風通し悪く作られています。よってファンを止めて着ると暑いです。そうならないよう1日8時間連続で冷却してくれる大容量バッテリー付属のセットが必要です。
Q：ファン付き作業服はどんな時でも涼しくなるのか？
A：いいえ。水分が気化する時に周囲の熱を奪って冷たくなる原理を利用しているので、汗をかいていない、または着衣が湿っていない場合、涼しく感じません。
Q：ファン付き作業服を着用すると窮屈に感じないか？
A：ファンに近い腹周りは、空気が抜けてしまわないよう、若干の締め付け感が必要なので、全く窮屈に感じないということはありません。
ファン付き作業服まとめ
見ているだけでは「本当に効果あるの？」と誰しもが思う冷却ファン付き作業服セットです。
ファン付き空冷作業服は以前から売られていて、工事現場の作業員の方々は使っている人も多かったものの、今年ほど命に関わる危険な暑さではなかったこともあり、誰もが知っているメジャーな猛暑対策アイテムではありませんが、実際に着用してみると「ファン付き作業服なしでは真夏の炎天下で仕事は出来ない」と必ずや思えるほどの冷却効果を感じます。
私の父親もそうですが、「暑いから外で畑仕事するときは気をつけろ」と何度言っても首にまいたタオルと麦わら帽子だけ。
しかし今年の夏は本当に心配で、でもいつも様子を見に行ってやることも出来ないし、代わりに冷却ファン付き空冷服セットを届けようと思います。
まだまだ危険な暑さが続きますが、くれぐれもご自愛下さい。
お子様のキャンプやテーマパーク、夏フェスの猛暑対策アイテムなら、安いのにスゴイ風で冷やしてくれるハンディファン、携帯扇風機がおすすめです。
そして2019年の最新モデル、首掛けタイプのハンズフリーファンも必見です。
