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ドリパケ ケツカキ キーエンス・タキオンの設定とリポ

RCドリフト

えー、ドリフトサーキットに人が集まる日には、家にいる内気な侍です。で、暇つぶしに、あまり値打ちのないアンプの設定でも書いてみようかと…

FCD1.5でケツカキにしているドリパケに使用しているのは、キーエンスのタキオンです。モーターは同じくルキシオンの7.5T-D、ピニオンは21Tでスパーは82Tというのが現在の構成。

タキオンの設定

で、タキオンの設定ですがドライブ周波数LED4個(一番パンチ力がなく加速が滑らかな設定)、イニシャルスピードLED1個(一番加速力がない設定)、つまりとにかくパワーの必要ない設定にしています。

現在ではタキオンのセッティングカードであるTAOも発売され、周囲では時々見かけますが、上記の事から私には必要ありません。

さらにプロポ側でEPA(スロットルのエンドポイントアジャスター)を65%に絞っています。よって私のドリパケは超スローに進む事が出来ますが、どんなにゆっくりスロットルを開けても、いきなりガツっとモーターが回転する車と、性能的に何が違うか?は定かではありません。

これでドリフトサーキットC-STAGEだと4000maのリポを積んで、軽く1時間以上連続ドリフト走行(LEDライト14発使用)しています。実際にアンプがカットするまで走った事がないのでハッキリとは言えませんが、最近では1時間15分くらい走ってました。

ドリフトカーの消費電流

正直なところギヤのバックラッシュやユニバのメンテ、ベアリングの状態確認、なによりタイヤホイルの組み上げ重量の軽減など、きっと他の人よりもかなり手を入れていますが、そのかいあってか、単純に考えても走行に必要な電流は平均4A以下、バッテリー電圧8.4Vで計算しても34W足らず、驚きの超低燃費です(笑)

私は6年以上前からリポとブラシレスモーターで、電動ラジコン飛行機を飛ばしていましたが、機体重量1.5Kg(ドリパケのボディーを載せたくらい)の飛行機を推力1.5kg(つまり停止状態から垂直に引き上げる事が可能な力)で飛ばす為には軽く30A以上の電流が必要で、搭載可能な容量(重量)のリポを選定した場合の飛行時間は10~15分でしたから、それをふまえて考えるとドリフト車の駆動効率は素晴らしいですね。

ラジコン飛行機はこのように大電流が必要で、しかも軽くて低容量のバッテリーを使用しないと推力比1以上を達成出来ないために、リポの泣き所である放電能力がシビアに問われ、2000maのリポで30A必要なら15Cでギリギリ、実際には20C出ないと危なくて飛ばせませんでしたし、そのあたりを考えるために必ず電流計をつないで消費電流を計測しながらプロペラの長さやピッチを調整していました。また寒い冬にはバッテリーが冷え切っている離陸時に最大電流を必要とするために、必ずリポを暖めて使っていました。

ところが!車に来て驚いたのは、電流を計測するという概念がない、リポを暖める事もあまり必要性を感じない。リポは使用者に過失が無くても発火して爆発して危険やという都市伝説をもとに、充電袋やら怪しい商品はあっても、直流用クランプ式アンメーターなんて見かけない。(そもそもどうやって、どんな状態で計測するのか私は知りません)

ま、走行時間から考えても、4000maの25Cつまり100Aの放電能力で問題は無いことが経験上予測出来ていたし、方法がわからんかったし、私も計測しませんでしたが(爆)

なんだかアンプの設定からリポの話へそれてしまいましたが、ドリフト走行、特にケツカキでは、大パワーや急激な加速を求めるよりも、出来るだけ車や機器に優しい設定が良いんじゃないか、というお話でした。

追記

上記は平均消費電流を単純に考えた内容ですが、チャさんからコメントにご指摘をいただいた通り、瞬間最大電流や、そこそこグリップする路面のロングをスロットル全開で数秒間飛ばす場合の電流は数十Aに達していると思われますので、3000maで25Cのリポなどは、スロットル全開時に放電能力の限界を越えている可能性がありますし、4000maでも20Cのリポならコースや車の構成によってはキビシイ事も想定されます。

*単位の呼称について不明瞭な表現がございます。予めご了承願います。