さらに無駄な配線を短くしたり、ターンバックルをスチールからアルミにしたり、リアのプーリーをアルミ製からデルリン製に換装しました。
これでバッテリー込みシャシ重量は
1166g、中間目標値の1150gに近づいてきました。最後っ屁の-25g(しかもタダ)はまだ温存しているので、いつでもクリアできますが、それ以外の方法でなんとか中間目標値を目指します。そのために手に入れたのが、カーボンもザクザク切れるノコギリ。
NASAでも使っているCOPING SAW
NASA(アメリカ航空宇宙局)も使っているスゴイやつ。ついに我が軽量化プロジェクトはNASAまで登場しました。んでこれで何を切るかというと…
このあたりとか、カーボンシャーシのいろんな部分が私にとっては邪魔に見えるのです。なのでたった1gを稼ぐために、ズバっといったろかと。
しかし相手はカーボンファイバー、これまでもシートを積層してワイパーアームの延長パーツとか作ってきましたが、とにかく歯が掛からずなかなか切れない。
今回は自分では切り直せない高価なシャシなので、万全を期してNASA(アメリカ航空宇宙局)がスペースシャトルを軽量化するときに使ったスゴイやつを購入したワケですが、調べてみると標準の歯では、やはりカーボンは難しいようで、さらにオプションの歯も探し回って手に入れました。
それがコチラ
ダイヤモンドです。石、タイル、ガラス、焼き入りの鉄までザクザクとベニヤ板のように切れるらしい。当然ノコ本体よりも高価なのです。
厚さ2.7mmの絶対に切れないシャシと、NASAの絶大な信頼を得る何でも切るノコ、そう!技術屋には見逃せないTV番組、あの「ほこ・たて」が我が家を舞台に繰り広げられる事になったのです!
と、いつものように一人で盛り上がっているのですが、いざシャシに歯を当てると「ほんまに切ってエエんやろか…?そこまでやらんでも…」とビビッてしまい、ザクザクこすれない根性なしのオッサンです。
ボディーポストが気になる
私は以前からリアのボディーポストは短くフロントのポストは長いのはどうなんだ?と疑問を感じていました。
短いとガシっとしてて長いとグニグニですよね。シャシ剛性は議論されても、不思議とボディー剛性は議論されません。
で、調べてみるとツーリングの世界ではフロントにアルミのポストを付けるとステアリングの反応がクイックになるとか言われてたり、ドリフトでもTNレーシングからわざわざ左右のポストをつないで剛性を上げるパーツが出てたりします。
たぶん、ですが、今の状況では、荷重移動は先にリアで遅れてフロントです。なのでフロントポストの剛性を上げたら何か変わるんじゃないか?と考えました。
……ごめんなさい。本当はポストを短くして軽量化したかっただけです。
(中略)
そして完成したのが、赤ちゃんポスト!じゃなく、中高年ポスト!!
↑リアではなくフロントの風景です。
ダンパーマウントに短く切ったポストをビス止めしただけですが、微軽量化と超剛性アップを得ました。
そしてさらに妄想をすればボディー重量はリア寄りに掛かるのでリアトラクションの向上にも効果ありそうです。
これでポストを取り付ける為だけに存在したフロントバンパーも必要最小限にすることが出来て、
新記録の1156g!重い新品タイヤ装着でこの数字は、自分で言っちゃいますが驚異的です。
そしてついに最終兵器の登場!ヨコモのショートサイズLiPo!
これを載せると
もうこの辺りが限界だと思われます。