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女性ホルモンとバストの大きさの関係を探る

美容・健康

女性ホルモンとは

女性ホルモンは性差医学の分野でも活発に研究されている、女性にとって大変重要なホルモンです。

女性的な体型を作る源です。

女性ホルモンには強い免疫作用があり、風邪はもとよりガンにさえも男性に比べ女性は免疫があると言われています。

女性が男性よりも長生きするのは、一般的には男性の受けるストレスが原因と思われがちですが、実際には女性ホルモンが多いために女性は長生き出来るというのが性差医学の常識です。

通常高齢の女性にはほとんど分泌されなくなる女性ホルモンが、90歳を超える長生きの女性の血液中からは微量に採取されることが、その裏付けとされているようです。

このように女性ホルモンによって守られてきた女性も、やがて閉経を迎え、それは女性ホルモンの減少を意味します。

その時期に体質に大きな変調をきたすことからも、妊娠、出産、授乳と男性に比べて過酷な状況が多い女性は、女性ホルモンによって守られていた事を実感するといっても良いでしょう。

女性ホルモンがいかに女性を守るのに重要であるのか、ご理解いただけたでしょうか?

その女性ホルモンの大きなもう一つの役割が、皆様よくご存じの女性らしい体を作る働きです。

女性ホルモンは一つではありません

女性ホルモンには種類があることをご存じでしょうか?

バストを形作る重要な組織の一つである、乳腺の発達に大きく関わっているのがエストロゲン(卵胞ホルモン)、プロゲステロン(黄体ホルモン)です。

これらを総称して女性ホルモンと表記されている事が多いのですが、各々の働きは同じではありません。

プロゲステロン、エストロゲン、それぞれの特徴をまとめてみました。

プロゲステロン(黄体ホルモン)

プロゲストロンは、排卵後に分泌量が増え始め、生理前に分泌量がピークに達するホルモンです。

子宮内膜を柔らかくする働きや、メラニンの働きを活発にする作用などがあります。

さらに、プロゲストロンは乳腺の発達にも影響してくるホルモンで、生理前に胸が張って痛い、という女性がいるように、バストに関わる重要な要素です。

無理なダイエットなどによりホルモンバランスが崩れると、生理不順などの他に当然バストの張りにも悪影響が出てしまいます。

プロゲストロンの分泌が少ないと、無月経や生理痛、生理不順といった月経異常のほか、妊娠しにくかったり、妊娠しても流産や早産になる可能性もあるようです。

女性として正しい体調を維持するためにもプロゲストロンの正常な分泌を維持することが重要です。

エストロゲン(卵胞ホルモン)

バストアップに重要なエストロゲン(卵胞ホルモン)

エストロゲンは男女共に体内で合成分泌され、微妙なバランスで生殖機能だけでなく身体全体の重要な生命の営みを維持するしくみに関わっています。

一酸化窒素や代謝物質を介して血管を拡張させることにより、動脈硬化や高血圧、心筋梗塞、高脂血症などの予防をしたり、脳機能の活性、骨の破壊を保護するなど八面六臂の大活躍をしています。

また最近ではアルツハイマー、パーキンソン病の予防と治療に有効であることもわかっています。

さらに女性の場合エストロゲンは、性機能の発達と妊娠機能を司っていますが、卵巣機能の低下に伴ってエストロゲンの分泌量が減少すると更年期障害を引き起こします。

また分泌バランスの乱れにより生理不順や不妊の原因ともなり、善玉コレステロールを減らす原因にもなります。

女性ホルモンのバストへの働き

女性ホルモンが女性の胸を大きくする働きを簡単に述べますと、まずエストロゲンが乳腺や乳管の発達に作用します。

その後プロゲステロンの働きによって腺胞や腺小葉と呼ばれる母乳を蓄える器官が発達し胸は大きくなっていくのです。

女性ホルモンとバストの大きさの関係

つまり女性ホルモンが多いと、乳腺と乳脂肪が肥大し女性的な体つきになります。

そしてバストの大きさは乳腺と乳脂肪組織の大きさで決まります。

バストは90%の乳脂肪と10%の乳腺から出来ている

大事な乳腺を守る為にそのまわりに脂肪がクッションのようにつき乳房の形を作っています。

簡単に言えば乳腺が発達すると多くの脂肪で守る必要があり乳房が大きくなるわけです。

これは女性が産後に骨盤が開き内臓が下がる為に、その内臓を守ろうと脂肪がつき、下腹部がぽっこりと出てしまう原理と同じです。

脂肪は大事な臓器や器官を守るためにつくので、基本的にスリムなのにバストが大きい、あるいは下腹部だけがぽっこり出ているという事が起きるわけです。

よって、これから自然な育乳で女性らしい体型を目指す為には、女性ホルモンの分泌を促進して乳腺を発達させる事と、大きくなった乳腺が必要とするバストの脂肪を、良質なタンパク質などをもとに育てていくことが必要なのです。

バストの組織と役割

バストの組織の図解

  • 大胸筋
    乳腺、脂肪組織を下から支える役目を果たします。
  • 浅胸筋膜
    大胸筋の表面にあり、乳腺と結合して乳房をふっくらと盛り上げています。
  • 乳腺
    母乳を作る乳腺葉と、母乳が流れていく乳管からなっています。
  • 脂肪組織
    乳腺を守ると共に、バストの張り、丸み、柔らかさなど、バストの大小を決める大事な要素です。
  • 皮膚
    すべてを包み込んで、重いバストを支え、吊り上げる役目を果たします。

バストはどうして小さくなり、垂れてくるのでしょうか。

年齢とともに胸が小さくなっていく、胸が垂れ下がっていくのは、バストの構造的な問題があるのです。

上の図で解説している、バストを支えている大胸筋という筋肉が老化し、重力に耐えられなくなると、次のような事が起こります。

  • バストに張りがなくなる
  • バストが小さくなる
  • バストが下に垂れる
  • バストがしぼむ

など、女性にとって悲しい影響を及ぼします。

大胸筋トレーニングをしないで放っておけば年齢と共に胸がたるんで下がってきます。

ブラのサイズはFカップでも、ブラを外せば胸が垂れ下がるのも大胸筋が発達していない事が原因の一つです。

しかし大胸筋を鍛えてバストの脂肪組織を持ち上げることはできても、皮膚が弾力を失ってたるんでいればバストを支えることはできません。

そして、根本的に乳腺が衰えてくると、乳腺を守る為に必要な脂肪も少なくなるので胸は小さくなり、しぼんでいきます。

つまり土台となる脂肪が十分あり、大胸筋と皮膚が相互に作用して脂肪を引っ張り上げ、バストの美しさを保っているのです。

現在のバストに満足している女性でも、これからもバストの美しさを保つためには、乳腺の発達による脂肪の増大、肌(皮膚)のケア、大胸筋のトレーニングが大切です。

プエラリアミリフィカに興味を持つ人

女性ホルモンがバストの大きさに影響を与えるため、胸が小さいと悩む女性なかには、女性ホルモンと同じような働きをするといわれるプエラリア・ミリフィカのサプリを使い、女性ホルモンの働きを補い乳腺を発達させることに取り組む人もいます。

しかしながら、プエラリア・ミリフィカのもつ女性ホルモンと同じような働きをする成分に不安を持つ女性が多いことも事実です。

プエラリアミリフィカや大豆には女性ホルモンと似た働きを持つ成分が含まれ、それがゆえに善悪様々な諸説が言われ、バストを大きくしたいと悩む女性を惑わすのですが、日本の医学界はプエラリアミリフィカに興味を示さないため、はっきりとした研究結果が出るのは、まだまだ先のようです。

もしもアナタが「プエラリアミリフィカのサプリは心配」とお考えならば、規則正しい生活やバランスの取れた食事に加えて、バストマッサージや小さい胸を大きくする体操などをお薦めいたします。