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エアキラー CAP 232 70 Super Acroの製作

空物ラジコン

アクロバット機の操縦に憧れ、エアキラーedge540/70を飛ばしてきましたが、今だ納得のいく操縦は出来ず、あげくの果てには着陸で強烈な横風にまくられて壊しました。

重心位置やエンジンの取付角度など、かなりイロイロ試しましたが、私にはこれ以上エッジ540を操縦するとはは無理ではないか?と思い、煮え詰まったあげくエアキラーの70シリーズ3機目となる、CAP 232 70 Super Acroを購入しました。

ついにCAP 232 70 Super Acroを購入

エッジ540/70に比べて、CAP 232 70は飛ばしている人も多く、神の領域に届きそうな方々のフライトも見てきましたので、自分の操縦レベルも計れるであろうと思っています。

今後さらに大きなラジコン飛行機にステップアップできるのか?

あるいは本当はEPP製の小型電動ラジコン飛行機しか飛ばす実力がないのか?

いよいよハッキリさせる時がきたのです。

エアキラーCAP 232 70Super Acroの第一印象

エアキラーCAP 232 70Super Acroのキットを受け取り、早速シゲシゲと眺めた第一印象ですが、なんと!垂直尾翼がすでに取り付けてあります。

そしてエンジンカウルもインテークとシャフト穴が加工してあります!

さらに、アンテナ用のノイズレスパイプや、エレベーターサーボの取付部がすでに組まれているではないですか!

エッジ540はここまで作るのに何時間かかったことか。

確実に作りやすくなっています。

水平尾翼はネジで胴体から脱着する簡単取付仕様、一体エッジ540を2機も作成した苦労はなんだったのか?

これはどう考えてもedge540よりCAP 232 70Super Acroのほうが、かなり楽に作れそうです。

たしかにパッと見は簡単に作れそうだが…


といっても胴体内部はエッジ540のキットと同じく何もありませんので、自分で考えてメカのレイアウトしなければなりません。

しかも、良く見れば、イロイロと難しそうな部材もたっぷり入ってますので、高難度の男のARFには違いありません。

出来れば作る前にベテランフライヤーの機体を見せていただき、メカレイアウトの参考にさせてほしかったのですが、あいにく前回の飛行会ではお会いすることが出来ませんでした。

しかたないので我流でメカを積み込むしかありませんので、かなり不安です。

でも、次回の飛行会には持っていかないと、仲間から激しい叱責をうけますので、無理くそにでも作るしかありません。

Webでなにか情報がないか探してみましたが、軽いインプレ以外は見つけることが出来ませんでした。

どなたか、参考になるページをご存知だったり、あるいはタンク、エンコン、ラダーサーボの取付位置で「これはオススメ!」というのがありましたら、是非ご教授ください。

エアキラーCAP 232 70 Super Acro完成


いろいろ悩み工夫しながら、ようやく完成しましたので、まずは積み込んだメカをご紹介します。

  • エレベーター、ラダーサーボS9402
  • エルロンサーボS9405×2
  • エンコンサーボGWSPARKHPX(6V対応)
  • 受信機149DP
  • バッテリー6v1000ma
  • エンジンFZ63S

制作は当初、簡単に進むかと思いましたが、メカを積むあたりから胴体の細さに悩まされ、なかなか思うようにいきませんでした。

取説ではバッテリーと燃料タンクを最前部に入れ、その後ろに受信機、エンコンサーボ、ラダーサーボを搭載する案が掲載されていましたが、私はどうしても燃料タンクを重心位置近くに置くことにこだわって苦労しました。

取説通りに組めば比較的簡単だったはずですが、こだわりの為に苦労したメカレイアウトをご紹介しましょう。

メカレイアウトご紹介

ラダーサーボの取付け位置


ラダーサーボの取り付け位置がほぼ決まってしまいますので、燃料タンクをその直前に配置しても、完全に重心位置にくるわけではないのですが、なんとか納得できる位置だと自己満足しています。しかしその代償は小さくありません。

エンコンサーボとバッテリーの取付け位置


モーターボックスの下部にエンコンサーボとバッテリーを配置していますが、載せているのは脚の固定に使う部材の上です。

つまり脚を折るとエンコンサーボも壊れるナイスなアイデアです。

で、モーターボックス下部にはもう何も配置出来るスペースは無くなりました。

受信機の取付け位置

まだ受信機が残っています。受信機は燃料タンクの下に置くか、ラダーサーボの後ろに置くか、などと、さんざん考えましたが、重心位置にも影響があるため、なんとか前部に配置したく、またもや無謀な搭載方法を考案しました。

モーターボックス上部の穴に蓋をして、その蓋の裏に受信機を取付ました。

ちょうど受信機149DPが収まる大きさの穴だったので、蓋を外せば受信機にアクセス出来ます。

つまりモーターボックスを二階建てにしたのです。

機首から落ちれば多くのメカを同時に失うこと必至ですが、高性能アクロ機を飛ばすということは、そういうことなんだ、と自分に言い聞かせています。

胴体内のメカレイアウトはこんな感じで、標準脚スパッツ無しで新熊さんに教えて頂いたアクロ用重心位置12.5mmになりました。

エレベーターサーボの取付け方法

他にちょこっとさわったところがエレベーターサーボの取付部分です。

大舵角でフルにサーボを動かすと、胴体側面のサーボ取付部分がグニっと逃げましたので、底板を一部カットし、そこから胴体内部にアクセスして、エレベーターサーボ周辺に補強部材を入れました。

これによりエレベーターサーボはガシっと固定出来ましたが、エレベーターサーボが逃げなくなった分、今度はビスで固定する水平尾翼が第舵角時に若干グニっと動くようになったので、水平尾翼のダウエル部分が胴体の差し込み穴にカッチリ収まり逃げないよう、カーボンシートと瞬間接着剤で補強もしました。

エキゾーストサイレンサーの取り回し変更

一般的にはエキゾーストサイレンサーをエンジンカウルに内装し、機体の底面に向けて排気されるように取り付ける思われます。

私も製作当初はそうしようと思いましたが、排気に含まれる廃油が主翼と胴体の間から機内に侵入してくるのが予想されるため、なるべく機体中心の主翼接合部から離れたところに廃油がかかるように、見た目を犠牲にしてマフラーの取付をひねりました。

ご覧のようにカウル内には十分スペースがあるので、廃油さえ気にしなければ、そのスペースにエキゾーストサイレンサーを収めれば問題ないのです。

でも、いずれまた無茶で過激な飛ばしかたになるでしょうし、そのとき胴体や主翼の部材が廃油で弱っていると怖いですから、「そこまでするならカウル外せよ」といわれるくらいに削ってしまったのです。

大事な機体はやっぱり長持ちさせたいので、私はこのような選択をしたわけですが、努力するほどに墜落大破することもフライヤーの間では語りぐさですから、気を引き締めてと飛ばしたいたいと思います。