ミラー型や360度撮影タイプなど、最近はいろんなタイプのドライブレコーダーが発売されています。
そんななか、ドラレコに新しいトレンドが生まれつつあります。
2020年には多く登場するであろう、スマホ連携タイプのドライブレコーダーをご紹介します。
高級車でも車内の雰囲気を損なわず、さりげなくセンス良くドライブレコーダーを取り付けたい人はお読みください。
2019年は、ドラレコの撮影映像がマスコミに多く取り上げられた1年でした。
テレビのニュースを見てドライブレコーダーを購入した人も多かったでしょう。
ユピテルなど定番メーカー製以外にも、中国メーカーの安いドラレコが多く発売され、性能の良し悪しはあるが手軽にドラレコを買えるようになった2019年でした。
2019年のドライブレコーダーのトレンドは、リアカメラの映像をルームミラー部分に取付けたワイドモニターに映し、飛躍的に後方視認性が向上するミラー型ドライブレコーダーでした。
5000円以下で手軽に購入できる小さなモニターが付いたドライブレコーダーも良く売れました。
そんな2019年に注目され始め、2020年のドラレコのトレンドになるであろうモデルが、モニターレスでスマホ連携型のドライブレコーダーです。
スマホ連携型ドライブレコーダー
すでにいくつかのメーカーからスマホ連携型ドライブレコーダーは発売されています。
スマホ連携型ドライブレコーダーの特徴は、モニターがなく、wifi接続によりスマホにリアルタイム撮影映像を送り、スマホで映像確認出来ることです。
スマホでドラレコの設定や撮影映像が消えないよう保存する操作も行うことが出来ます。
私が思うに、ミラー型のドラレコ以外、モニターは必要ない。
小さなモニターを見ながら運転することもないし、万が一の時しか記録映像を確認することはないし、普通に運転している限りドラレコにモニターは必要ないと思っています。
そして、ミラー型ドラレコが唯一の選択でもない。
だから、モニターレスで撮影カメラだけ、映像はWI-FIで接続したスマホで確認するシンプルな構造のドライブレコーダーが登場したのです。
モニターが付属しない分だけコストは下がるので、これまで数万円クラスのドラレコに使われていた高性能カメラによる証拠記録能力が手軽に手に入ります。
また、小さなカメラしか必要ないので、車内はスッキリとスマートなままドラレコを装着できるようになります。
車内にあれこれ取付けるのが好きな人には、ミラー型でもないのにドラレコのモニターがあることが嬉しいかもしれませんが…
このように利点しかないモニターレスのスマホ連携型ドライブレコーダーのなかでも、評価の高いものをいくつかご紹介しましょう。
AKEEYO AKY-D8
スマホ連動型ドラレコを検討するうえで絶対に外せないのがAKEEYOのスマホ連携型ドラレコです。
フロント、リアの2カメラによる同時録画、GPS内蔵で位置と速度を記録、Gセンサーにより事故の衝撃を感知して自動映像保護などドラレコに求められる機能を備えています。
ドラレコの操作が分からない人が運転していても、過去2時間以上の走行映像が記録されます。
そしてとにかく撮影映像がキレイなドラレコです。
AKEEYOは価格を抑えつつ高性能なドラレコを提供する信頼できるメーカーです。
実際に私もAKEEYOの最新モデルAKY-X3Gミラー型ドラレコを使っています。
AKEEYO AKY-D8はミラー型ドラレコのモニター部分の役割全てをスマホで行います。
スマホに専用アプリ「DashCamPlayer」をインストールすることで、
- 手動録画の開始と停止
- 設定変更
- 映像のライブプレビュー
など従来のAKEEYOミラー型ドライブレコーダーのモニター部分に触れて行っていた操作をスマホで行うことができます。
ただし、映像ファイルはドラレコ本体のSDカードに保存されるので、スマホの空き容量を気にする必要はありません。(32GBのSDカードが付属しています。)
カメラはフロント側が2k高画質のIMX335、リア側がFULLHDのSonyのStarvis(スタービス)対応イメージセンサーIMX307を採用しています。
昼間はもちろん、夜間でも明るくキレイに撮影可能です。
私のミラー型ドラレコもFULLHDのSony Starvis(スタービス) IMX307を使っているので、私の撮影映像を参考にしてください。
低価格なミラー型ドラレコの中には、ソニーセンサー採用と説明しているのに実際には他社のセンサーを使っているものがあります。
ソニー製のStarvis(スタービス)イメージセンサー IMX307はかなり高価なので、数千円という安いドラレコに採用できる代物はないのでご注意ください。
ちなみにAKEEYOの室内取付け用リアカメラなら、薄めのスモークフィルムをリアガラスに貼っていても映像撮影に影響しません。
AKEEYOは海外ブランドですが、使われているカメラは日本製の高性能カメラなので安心して使えます。
実際に私はAKEEYOの最新ドラレコを使っていてすべての性能に大満足しているので、次に買うスマホ連動型ドライブレコーダーもAKEEYOの製品を選びます。
ユピテル DRY-TW9100d
ユピテル DRY-TW9100dの基本性能は、実はAKEEYO AKY-D8と大差ありません。
カメラ性能も似たようなものです。
にもかかわらず、値段はAKEEYO AKY-D8の2倍もします。
この価格差は何か?
ひとつはオプションで駐車時監視機能が用意されていることです。
AKEEYO AKY-D8には駐車時監視機能がオプションでも用意されていません。
私が使っているAKEEYOミラー型ドライブレコーダーAKY-X3Gには標準で駐車時監視機能があります。
もうひとつは、ドライブレコーダー協会推奨で事故時補償制度対象商品であることと、2,902円相当のタイムズクラブのロードサービス「カーレスキュー」が1年間無料だからです。
他には、リアカメラケーブルにデジタル転送方式を採用し、従来のアナログ転送方式よりキレイな画質でSDカードに保存できるという違いもあります。
が、これはどの程度メリットとなるか微妙です。
AKEEYO AKY-D8でもリアカメラ撮影映像はとても綺麗です。
別途お金を出してでも駐車時監視機能が必要で、1年間だけでも事故時の簡易な保障が必要であればユピテル DRY-TW9100dを選びましょう。
そのようなものが不要なら、半額以下で買えるAKEEYO AKY-D8でも十分だと思います。
スマホ連携モニターレスドライブレコーダーまとめ
スマホ連携でモニターレスのドライブレコーダーで前後2カメラの製品をピックアップしました。
カロッツェリアからは同じく1カメラの製品も発売されていますが、1カメラなのに14000円もするので、選択肢にはならないです。
ミラー型ドラレコは後方確認性能が大幅に向上し安全運転に貢献してくれます。
が、ルームミラーにワイドモニターを取り付ける構造のため、スバルのアイサイトなど、車載カメラがルームミラー周辺にある車種には取り付けることが出来ません。
そんなときにスマホ連携型でモニターのないドライブレコーダーが、あなたにもっともふさわしいドライブレコーダーになるかもしれません。