あなたがドライブレコーダーを選ぶ際に重視するポイントは何ですか?
- 予算
- 車内の様子も記録
- 簡単取付け
- 記録映像の明瞭さ
- 購入者の評判
などなど、いろんなポイントがあると思いますが、元整備士だった私がドラレコを選ぶ際に重視するポイントは次のとおりです。
- ミラー型で夜間でも明るくキレイな映像でルームミラーよりも広く後方が確認できる
- LED信号機もはっきりと記録できる
- 衝撃による自動映像保存といつでも簡単に手動で保存できること
- GPS機能による自車走行速度の記録ができること
- もちろんなるべく安価であること
このようなドラレコをamazonで探して見つけたのがAKEEYO製のミラー型ドライブレコーダーAKY-X3Gでした。

ドラレコは国内メーカーだと、レーダー探知機や、カーナビ、カーオーディオなどを作っているメーカーのものが目に留まりますが、AKEEYOというメーカーはまだまだマイナーです。
ですがAKEEYOのドラレコは他のドラレコと比べ、何も劣るところがなく、国内メーカー品よりも安くてお買い得です。
AKEEYOミラー型ドライブレコーダーAKY-X3Gの気に入った点や注意する点などを紹介しますが、まずはじめに申し上げておきます。

1~2万円の予算でミラー型ドライブレコーダーを探しているなら、AKEEYOミラー型ドライブレコーダーAKY-X3GRは絶対に選択肢から外せない、素晴らしい性能のドラレコです!
AKEEYOミラー型ドライブレコーダーAKY-X3Gの気に入った点
11.88インチの全面液晶ミラータイプのドライブレコーダーで、ルームミラー部分に取付ける大画面モニターに、リアカメラ(フロントカメラ映像も)の鮮明な映像が映し出されます。
デジタルミラーの機能が付いたドラレコです。
ドラレコ+デジタルミラーともいえる製品です。
IPS方式の高級モニターを採用しているので、モニターを正面から見る事の出来ない車内に設置しても、どの位置で見ても色の変化が少ないです。

11.88インチの超ワイドモニター
もし故障などで映像が映らなくなりデジタルミラーとしての機能を失っても、液晶モニター自体がルームミラーと同じように鏡の働きををするので、後方の確認は問題なく出来ます。

ドラレコの電源OFFでもミラー代わりになる。
さらに、リアカメラをリアガラス内側に取り付けるため、後部座席の人や荷物、ヘッドレスト等に視界が遮られることがありません。
車両左右の死角を軽減し、純正ルームミラーの約2〜3倍の広範囲で後方を見渡せるデジタルミラーとなります。
事故の証拠撮影だけでなく、安心・安全に後方の確認ができるデジタルミラー付きドライブレコーダーです。
リアカメラ映像は夜間でも明るく鮮明
AKEEYOミラー型ドライブレコーダーAKY-X3GはリアカメラのイメージセンサーにSONYのSTARVIS(スタービス)対応のIMX307を使用しています。

SONYのSTARVIS(スタービス)対応のIMX307は入射光量が多く、夜間でも明るく撮影出来て、あおり運転をしてくる後続車のナンバーも読み取れる、優れたイメージング性能です。

SONYのSTARVISは高コストな技術なので安いドラレコのカメラには採用されていません。

リアカメラはSTARVIS対応のSONY製IMX307イメージセンサー採用
私は夜間ここまで明るくキレイに映るとは想像していなかったので、本当に驚き感動しました。
リアカメラ映像をyoutubeにアップしたのでご覧ください。youtubeにアップするさいに映像が劣化していますが、参考にはなると思います。
ルームミラー以上に後方が確認しやすいデジタルミラーとなるので、安全運転のためにも大いに役立つドライブレコーダーです。
後続者のヘッドライトでハレーションしない
入射光量が多いと、夜間後続車のヘッドライトで画面が真っ白にハレーションしそうですが、そんなことはなく、後続車のヘッドライトに照らされていても明瞭な映像を得ることが出来ます。
後方の撮影範囲が驚異的に広く死角が少ない
AKEEYOミラー型ドライブレコーダーAKY-X3Gのリアカメラの優れた点は明るさだけでなく、撮影範囲の広さも素晴らしいです。

ルームミラーよりも格段に広い視野角で後方確認可能
AKEEYOミラー型ドライブレコーダーAKY-X3Gのリアカメラは140度の範囲を撮影しているので、視野の広さは今までのルームミラーの数倍になります。
後方のほとんどの範囲をカバーするので、死角が激減するデジタルミラーになります。
リアカメラ映像はスムーズにモニターできる
アナログな鏡のルームミラーとは違って、映像処理がされた後に液晶モニターに映し出されるので、映像が遅れたりカクついたりしないか心配でした。
が、AKEEYOミラー型ドライブレコーダーAKY-X3Gは全くそんなことはなく、デジタルミラーである液晶モニターには滑らかにスムーズに映像が映し出されます。
画面スクロールで後方上下の映像も見ることが出来る
バックで駐車する際などは、後方のもう少し下を見たい、あるいはもう少し上を見たいということもあります。
ルームミラーなら手で角度を変えて見ることになりますが、AKEEYOミラー型ドライブレコーダーなら、そんな面倒なことは不要です。
液晶モニターを指で上下にスクロールすれば、映像も上下に変化する快適な機能が用意されています。
濃いめのスモークフィルムも問題ない
リアカメラはリアガラスに内側から貼り付けます。
そこで気になるのかが、リアガラスにスモークフィルムを貼っていても大丈夫か?ということ。
答えは、薄いスモークフィルムなら大丈夫です。
ルームミラーで後ろが確認できないほど本当に真っ黒なスモークフィルムはNGですが、薄いスモークフィルムなら、問題なく明るく撮影できます。
ちなみに今回のレポートに使った車のリアガラスにはスモークフィルムが貼られています。

リアガラスにスモークフィルムが貼られたテスト車両
このように本当に一切のストレスを感じさせない高性能なリアカメラです。
車内の鏡で後ろの狭い範囲を見るという何十年も前から変わることがなかった常識が、デジタルミラーによって大きく覆されました。
私たちは車を運転するうえで、より一層の安全を手に入れることが可能になったのです。
LED信号機の色もはっきりと記録できる
市販されているドライブレコーダーのなかにはLED信号機の点灯が映らないものがあります。
また、一般的な電球式の信号機でも、信号が消えたように撮影されてしまうドライブレコーダーものがあります。
AKEEYOミラー型ドライブレコーダーAKY-X3Gのフロントカメラは27.5fpsに設定されているため、電源周波数60Hzの西日本エリアでもLED信号機が無点灯のように撮影されるのを防ぎます。
AKEEYOミラー型ドライブレコーダーAKY-X3GはLED信号機でも確実に映すので安心です。
駐車中の当て逃げも自動的に撮影してくれる
駐車中エンジンがかかっていない状態でも、当て逃げなどの衝撃を検知すると内蔵バッテリーを使用して映像を自動で記録できます。
駐車中の当て逃げ監視機能はドライブレコーダーに内蔵されているバッテリーを使った機能なので、車のバッテリーがあがってしまうことはありません。

内蔵バッテリーの容量には限界があるので、駐車する時間によっては機能が働かないことも想定されます。
運転中でも映像手動保存操作が簡単
事故時の衝撃を感知して、撮影映像が消えないよう自動保存する機能だけでなく、手動ワンタッチで任意のタイミングで映像保存が出来る機能があります。
この手動保存機能を使えば、後ろからあおられている証拠映像も消えてしまわないよう保存できます。
また、ドライブで偶然に美しい景色に出会ったときなど、楽しい思い出の映像も美しく残すことが出来ます。
手動保存していなくても慌てずに
もし、衝撃の少ない接触事故を起こしたときにGセンサーが働かず、気が動転して映像を手動で保存していなくても、過去2時間以上の走行映像がSDカードに常時記録されています。
事故後すぐにシガーライターソケットから電源コードを引き抜くか、モニターからSDカードを取り出せば、事故時の映像が消えてなくなることはありません。

フロントカメラの角度も調整出来る
リアカメラの角度が調整できるのはもちろん、フロントカメラの角度も調整可能です。

四角いカメラベースが可動するフロントカメラ
モニター本体に取付けられた四角いカメラベース部分が上下左右方向に動かせます。
車内上部にあるモニター映像を見やすくするために、モニターを下向きにすると、フロントカメラ撮影映像は空だけを映してしまうような取り付け方になる車種もあります。
そんな場合には、フロントカメラベース部分だけを下向きに調整することが可能です。
初期設定なしですぐに使える
設定できる項目はたくさん用意されていますが、心配は不要です。
あらかじめ設定されている内容は、ほとんどの人にとってもっとも使い勝手が良いものになっているので、あれこれとカスタマイズする必要はなく、日時さえも設定する必要はありませんでした。

でも、念のため日時設定くらいは確認してから使い始めて下さいね、
ただし、電源周波数設定は東日本エリアの50Hzに設定されているので、西日本エリアで使用するなら60Hzに変更する必要はあります。
が、設定メニューは日本語なので難しいことは何もありません。
高性能なドラレコは、いろいろ難しい設定がいるんじゃない?と思われるかもしれませんが、高性能なAKEEYOミラー型ドライブレコーダーAKY-X3Gは、誰でも簡単に扱えるようになっています。
AKEEYOミラー型ドライブレコーダー購入時の注意点
本当に素晴らしい性能なのに15000円ほどの安価で手に入るAKEEYOミラー型ドライブレコーダーAKY-X3Gですが、ミラー型ゆえに購入時に注意する点があります。
車種によってはモニターが取付け出来ない
11.88インチという超ワイドモニターなので、ルームミラー部分に取付けようとすると車載カメラに当たって取り付けられない車種があると思います。
スバルのアイサイト搭載モデルは車載カメラがフロントガラス上部のルーフ部分に設置されているので、モニターを取り付けることが難しいでしょう。
他の車種でも、フロントガラス上部に障害物となる装置がないか確認してから購入するようにしてください。
車種によってはサンバイザーが下せない
車載カメラなどの障害物がなくても、ルームミラー部分にモニターを取り付けると運転席や助手席のサンバイザー(日よけ)が下げられなくなる車種があります。
特に軽自動車は狭いので、11.88インチのモニターを取り付けるとサンバイザーが下げられない車種があるので、購入前によく確認しておきましょう。
モニターへの映り込みが気になる車種もある
角度や明るい昼間などの状況により外光がモニターに映り込むことがあります。
映りこまないよう、モニターを下向きの角度に調整すると、モニターと一体の前側カメラが上を向いて空を映すため、モニター角度を調整すれば映り込みが減る、というアドバイスは間違いです。
私はPCモニター用の映り込み防止フィルムで映り込みを少なくしています。


美しく配線するには知識と技術が必要
AKEEYOミラー型ドライブレコーダーAKY-X3Gには3本の配線作業が必要です。

モニター上部に配線ポートが3つある。
- シガーライターソケットからの電源コード

シガーライターソケットからの電源コード
- GPSアンテナからの配線

ダッシュボードに設置するGPSアンテナと配線
- リアカメラからの配線

リアカメラと接続する配線
いずれの配線も目立たないようにするには、ピラーガーニッシュやルーフ内張りを少し浮かせて中に入れる必要があります。
リアカメラの配線は車体の側面に後ろから前まで設置しますが、乗り降りの際に足で配線をひっかけないようにしなければなりません。
私は元整備士なので、問題なく40分ほどでキレイに配線できましたが、全く知識も経験もない人には少々難しい作業かもしれません。
自分で配線する自信がなければ、経験者やカー用品店などに頼むことも検討しましょう。

配線処理の美しさにこだわらなければ誰でも配線は出来ます。
AKEEYOミラー型ドライブレコーダーAKY-X3Gの概要
録画映像もモニターに映し出される映像もきれいで見やすいし、手動での映像保存も簡単で事故時や後ろからあおられた時の証拠記録機能は必要十分、というのが概要です。
スペックがどうであるか気にする必要はないと思いますが、それでも気になる方にもうすこし詳しくご説明しておきます。

しっかりしたパッケージにも品質の高さがうかがえる。
付属品

梱包品一式
ゴムバンド×2、シガーソフト(ケーブル約3.4メートル)、リアカメラ、リアカメラ配線(5.8メートル)、GPSユニット、32GBmicroSDカード、内張り剥がし、モニター用クロス、日本語取扱説明書、保証書
取扱い説明書は完全な日本語なので、理解しがたい部分はありません。
「この使い方でちゃんと撮影できているの?」「この設定で万が一の映像が保存されるの?」「どうすればパソコンで保存映像を見ることが出来るの?」といった不安を感じることはありません。

完全な日本語で十分理解できる取説
ゴムバンド2本は液晶モニターをルームミラーに固定するために使います。
ゴムバンドで取付けるので、ルームミラーを傷つける心配がありませんし、走行中にモニターが脱落する心配もありません。

なにより、ルームミラーの形状に関係なくモニターを取り付けることが出来ます。

モニターは2本のゴムバンドだけで簡単に取り付け出来る。
車内の内張を浮かせたり、配線を押し込むためのプラスチック製の道具や、モニターの汚れをきれいに落としてくれるクロスも付属しています。

特殊工具とモニター用クロスまで付属している。
32GBのマイクロSDカードも付属しているので、届いてすぐに使い始めることができます。

SDカードはモニター本体にあらかじめセットされています。

32GBのマイクロSDもセットされている。
付属する32GBのSDカードで、2時間ほどの録画映像が常時保存されています。
私は32GBのSDカードで2時間前の映像が確認できれば十分ですが、必要に応じて64GBなど容量の大きいSDカードを別途購入しましょう。
カメラ性能
画質は前後カメラ共にFull HDの200万画素です。
視野角は、フロントカメラが124°(対角124度、水平104度、垂直57度)
リアカメラが140°(対角140度、水平112度、垂直58度)と広範囲の撮影が可能。
Full HD高画質に加えて前後カメラには明暗差のあるシーンでの白とびや黒つぶれを抑制するHDR機能を搭載しています。
HDR機能は、トンネルの出口付近などの逆光の場面でも明瞭な映像を記録することが出来ます。
さらに、リアカメラのイメージセンサーにSTARVIS対応のSONY製 IMX307を使用しているのは先に説明したとおりです。
液晶モニター
液晶モニターは11.88インチ全面静電タッチパネル液晶を採用しているので、タッチ操作に対応しています。
- 前後カメラ映像の切り替え
- 画面のオンオフ
- 記録映像の再生
- 各種設定
などがワンタッチで出来ます。
また画面を上下にフリックすると、バックカメラの映像を一定の幅で上下に調整する事が出来るので、駐車時でもルームミラーを見るだけでスムーズな駐車をサポートしてくれます。
証拠能力のある映像を記録する性能
事故時の状況把握が可能なGPS機能
GPS機能が装備されているので、映像と同時に位置情報(経度&緯度)やスピード、日時も記録します。
パソコン用の専用ソフト(URL「http://bit.ly/aky-x3g」)を使えば、位置情報から走行軌跡を確認することも可能です。
事故が起きた場所、時間、スピードなどが記録されるので、証拠としての精度が向上します。

自車の走行スピードが何キロであったか、はあなたが有利であることの特に重要な証拠となります。
全国LED信号対策済み&地デジ干渉対策
フロントカメラは27.5fpsに設定されるため、電源周波数と干渉しにくく、LED信号機の無点灯記録を防ぎます。
もし交差点で事故に遭い、双方の信号がそれぞれ何色だったのか、LED信号機でも明瞭に記録できるので事故原因の究明に役立ちます。
また他の機器への影響を抑えるEMIノイズ対策済みドライブレコーダーなので、地デジチューナーやカーナビが車両に取り付けられていても影響を受けることなく、安心して使えます。
多種録画機能搭載
エンジンをかけると自動的に録画を開始し、常に最新の映像を記録し続けることができます。
1分・2分・3分から選べる間隔で随時古いデータに上書きできるため、事故発生時や事故前後の様子も記録出来て、より確固たる証拠として警察に提出することが可能。
また、事故の衝撃を検知すると録画映像が上書きされて消えないように保存する機能が働くので、事故の映像が自動的に保護されます。
さらに、駐車中の監視カメラになる「駐車監視」機能を持つため、車の窃盗や当て逃げなどを証拠として捉えることが可能です。
駐車監視機能は、自宅から離れた駐車場を利用している方の防犯用として最適です。
常時録画、衝撃があった際と駐車中に録画するイベントに加えて、「オート録画機能」にも対応します。
オート録画機能は、一旦手動で動画記録を停止してから肝心な時にうっかりして録画を忘れてしまうことも防止します。
AKEEYOミラー型ドライブレコーダーAKY-X3Gを使ってみた感想
ここまで読んでくれたあなたには、私がAKEEYOミラー型ドライブレコーダーAKY-X3Gをとっても気に入っていることがお分かりいただけると思います。
正直、実物を手にするまでは「中国メーカー製のドライブレコーダーって、なんとなく不安だなあ」と感じていましたが、製品自体とても品質が高くて、逆に驚いています。
ドライブレコーダーの命ともいえるカメラは日本製だということもあり、モニターに映し出される映像、そして記録されている映像ともに十分に満足できるものです。
設定やドラレコの操作自体も分かりやすく、使う上での不安は一切ありません。
万が一の事故時の証拠、後ろからあおられた時の証拠には申し分ないです。
そして何よりも予想以上に気に入ったのが、運転中の後方確認がとても楽になったことです。
視野角が今までのルームミラーの2-3倍あり、夜間でも十分に明るい映像がモニターに映し出されるのは安心で快適でしかありません。
万が一の時だけしか役に立たない数千円の安いドライブレコーダーをフロントガラスに張り付けておくか?
少し頑張って、普段の運転が格段に快適になるカッコ良くておしゃれなミラー型ドライブレコーダーを選ぶか?
あなたならどちらのドライブレコーダーを選ばれるでしょうか。
