慌しい新年度の始まりをなんとか乗り越えたかなと思う頃には、体もかなり疲れが溜まってて、そんな時にはゆったりとマッサージなんて最高ですよね。
私はエステティシャン時代にオイルマッサージも施術していたので、自分がマッサージをしてもらう時でも、マッサージオイル(ボディ用オイル)を使うのが当たり前と思っています。
でも、マッサージオイルを使ったマッサージに馴染みがない人も多いようです。
マッサージオイルを使うメリット
私はマッサージの勉強もしたので、腕には自信がありますが、さすがに自分で自分をマッサージしても、出来る範囲は限られています。
幸いにも彼氏が、マッサージが上手くて、首、肩、肩甲骨まわりをほぐすのが得意という恵まれた状況で、背中を中心としたマッサージをしてもらう時には、必ずマッサージオイルを使ってもらうのです。
そんな私が体感するマッサージオイルを使うメリットをご紹介します
はじめに、マッサージオイルなら何でも同じように効果があるわけではなく、ベースオイルに良質なオーガニックオイルが使われているボディオイルを使った効果であることをご了承くださいね。
いろんな状態の乾燥肌を潤す
肌がカサカサ、ザラついた肌触り、乾燥による肌荒れを改善してくれて、角質層まで浸透し角質の潤いをキープして肌が柔らかくなります。
良質なマッサージオイルは保湿効果に優れています。
リラックス効果倍増
マッサージ効果とあわせて、オイルに配合されている天然ハーブの香りで癒され、リラックス効果が倍増します。
いろんなストレスや疲れからくる全身の緊張感を解きほぐしてくれて、ぐっすりと眠ることが出来て、朝すっきりと起きられない悩みを解消してくれます。
冷えやこわばり、むくみを解消
マッサージ後はオイルの効果で体がやんわりと温まり、筋肉のこわばりや、手足のむくみを改善してくれます。
成分にカプサイシンを含むなどするオイルは、スリミングオイルとも呼ばれ、特に体を温め脂肪を燃焼しやすくして、気になる部分を引き締める効果があります。
肩こりや腰痛、子供の成長痛をやわらげる
ボディ用固形オイルの中には肩こりや腰痛の他、子供が足を痛がる成長痛にも効果があると感じる人が多いものもあります。
筋肉の炎症などを鎮め痛みを軽減するともいわれ、スポーツ選手やダンサーにも愛用されています。
マッサージオイルを使うメリットはこのようにたくさんあります。
せっかくマッサージするなら、マッサージオイルを使わないと損だと私は思いますよ。
マッサージ以外にも使える
天然成分だけで作られているマッサージオイルだと、髪に塗るとウルウル艶々な髪になるという人も多く、私もヘアケアや頭皮ケアにマッサージオイルを使ったり、保湿力に優れるオイルをスキンケアに使ったりもしています。
他にも小さなお子様の肌トラブルによるかゆみの軽減にも効果があるなど、マッサージオイルを一つ持っているだけで、いろんな使い道があるのです。
マッサージオイルを使うデメリット
ミスリードしないようにマッサージオイルを使うデメリットを考えてみたのですが、実は私は購入するのが面倒だというデメリット以外は思いつきませんでした。
でも肌につけるもの全てに言えますがパッチテストはやったほうがよいと思います。
オイルがベタつかないの?
オイルなのでマッサージ後にベタついて、そのままでは衣服が着られないと想像されるかもしれません。
しかしマッサージ専用のオイルを適量を使えば、サラサラで肌に浸透するため、マッサージ後はシャワーで洗い流さないとベタついて衣服が着られない、ということは少ないでしょう。
オイルの匂いがきつくない?
マッサージ中はたしかにオイルの匂いはしますが、マッサージオイルは香水ではないので、いつまでも強い匂いが残るマッサージオイルはほとんどありません。
マッサージオイルに含まれるエッセンシャルオイルの香りには好き嫌いがあるので、自分の好きな香りのエッセンシャルオイルが配合されているものを選びましょう。
オイルで肌荒れしない?
私がエステで働いていたなかで、マッサージオイルによるアレルギー反応や肌荒れがおこった、という苦情や相談は一切ありませんでした。
よって一般的に販売されているフェイス・ボディー用マッサージオイルでアレルギー反応や肌荒れは心配しなくていいと考えています。
しかしオイルの原料によるアレルギー反応が出る可能性は0%だと断言できません。
人によっては、思いもしない成分にアレルギー反応が出るのは、マッサージオイルに限ったことではないので、購入する際には原料成分をよく確認してください。
そして使う前には、目立たない部分でパッチテストを必ず実施してください。
おすすめのマッサージオイル
マッサージオイルはドラッグストアを探しても、ベビーオイルや、妊娠線をケアするオイルくらいしか見つからないかもしれません。
てっとり早いのは通販です。
Amazonならエステシャンご用達の海外製の優れたマッサージオイルも見つかります。
私が最近お気に入りで使っていたのは北海道産のラベンダーオイルです。
これは彼氏が北海道に出張に行ったときのお土産として買ってきてくれたオイルで、北海道の富良野のラベンダーを使った、とても上質なボディオイルでした。
でも、もう使い切ってしまったのが残念。
なので、他に、Amazonで販売されていて、私が実際に使ってみて、良いと感じたオイルマッサージ用ボディオイルをご紹介します。
GAIA NP Organic Aroma Oil
ガイア・エヌピーアロマオイルシリーズは、オーガニックエッセンシャルオイルとキャリアオイル(植物油)をブレンドしたボディ用オイルです。
GAIAは元来はフランスのエッセンシャルオイルの一流メーカーなので、マッサージオイルも安心して使うことが出来ます。
ベースには、乾燥を防ぎ、肌を滑らかにするなどの効果があり、皮膚の角質層まで浸透しやすいオーガニックホホバ油、オーガニックシュガースクワランを使用しています。
肌への浸透力に優れ、いつまでもベタついていることなく、ボディークリームと同じように使えます。オイルマッサージ初心者には特に使いやすいオイルと言えます。
ベースオイルはサラッとしていて軽く、グングンと肌に吸い込まれていく感じです。すべりが良いのでリラックス効果を求める人向けのマッサージオイルです。
高品質なガイアオーガニックエッセンシャルオイルと植物エキスを配合した5種類のマッサージオイルを目的に合わせて選べます。
全身に使うマッサージオイル用に厳選された香りはもちろん、ベースオイルの品質が素晴らしく、5種類とも購入者の評価も高く、初めてマッサージオイルを使う人にもおすすめです。
ガイア・エヌピーアロマオイルシリーズLINE UP
- ウーマンPMS:ローズやジャスミン、イランイランなど華やかで甘い香りのオーガニックエッセンシャルオイルをブレンド。心身のバランスを整え不安定な状態をやさしくサポートしてくれます。
- リラクゼーション:カモミールやベルガモットなどの暖かみのある爽やかな香りのオーガニックエッセンシャルオイルをブレンド。忙しい毎日でこわばった肩や腰をやさくしサポートしてくれます。
- スリーピング:ラベンダーやネロリなどの穏やかでやさしい香りのオーガニックエッセンシャルオイルをブレンド。ボディケアをしながら、心地よい睡眠空間づくりをサポートしてくれます。
- スリミング:ジュニパー・ベリーやフェンネル・スイートなど甘くスパイシーな香りのオーガニックエッセンシャルオイルをブレンド。お尻、太もも、二の腕などキュッとハリ感のあるボディをサポートしてくれます。
- アフタースポーツ:ローズマリーやミントなど清涼感あふれるクリアな香りのオーガニックエッセンシャルオイルをブレンド。腕や脚など、スポーツ時のケアにおすすめです。
現役のエステティシャンにも全シリーズ揃えるほどの愛用者が多く、サラサラとした質感で肌への浸透力も高く、もちろん香りも良く、とても使いやすいボディ用オイルです。
私のGAIAのおすすめはアフタースポーツです。柑橘系とミントの香りが嫌いでなければ、気分をリフレッシュさせてくれる香りです。手で温めてから塗ると、肌へより浸透しやすくなりますよ。
GAIA NP Organic Aroma Oilのビンの口はオイルが一度に出ないよう工夫されていて、ビンを下に向けるだけでマッサージに必要な量のオイルが少しづつ出てくれるので使いやすいですよ。
ニールズヤードレメディーズ(NEAL’S YARD REMEDIES)
ニールズヤードもGAIAとならんで世界的に有名なアロマオイルメーカーです。
最近は私は特にニールズヤードのマッサージオイルを愛用しています。
ニールズヤードの多くの製品は英国ソイルアソシエーションの認定を受けたオーガニック製品として認められています。
マッサージオイル全商品を含めた、ニールズヤードの多くの製品は厳しい条件をクリアしています。
ニールズヤードレメディーズのベースオイルはGAIAに比べるとやや重く、指のすべりが少ないので力を入れやすく、しっかりマッサージをしたい人向けです。保湿効果を重視する人にもおすすめです。
ニールズヤードレメディーズ(NEAL’S YARD REMEDIES)のボディオイルも100mlで3000円~とGAIAと同じ価格帯ですが、良質なオイルを選ぶなら相応な価格ということです。
この価格帯のオイルは、香りや質感の良さを実感出来ます。
ニールズヤードレメディーズシリーズLINE UP
アロマティック
ラベンダー、マジョラム、ゼラニウムなどがブレンドされたアロマトリートメントのためのマッサージオイルで、やさしいハーバルフローラルの香りが全身を包み込みます。
軽くなめらかな使い心地で、顔から体全体までお使いいただけます。
私の一番のお気に入りのマッサージオイルです。
ゼラニウム&オレンジ
ゼラニウムとオレンジの明るい香りが人気です。
全身のスキンケアのためのマッサージオイルとしておすすめです。
のびがよく、肌なじみのよい使い心地で、乾燥しがちなデリケートな肌もしっとり潤います。
さわやかな香りが立ち上り、ゆったりとくつろぎながらマッサージを楽しめます。
ジンジャー&ジュニパー
冷えた体や疲れた部分などの緊張をほぐすためのマッサージをサポートするボディ専用のマッサージオイルです。
古くから寒い時期に飲まれてきたショウガ(ジンジャー)や、お酒のジンに使われるジュニパーなどを配合。
オフィスワークや立ち仕事、スポーツ後などのボディマッサージに最適です。
シトラス
フレッシュな柑橘系の香りで、使った後はすっきりとした潤いあふれるボディに。
角質への浸透がよく、さらっと軽い使い心地はどなたにも手軽に使えます。
一般的にシトラス系のものはボディラインを気にする方におすすめの成分で、ピーリング効果で角質の汚れをとる働きがあるともいわれています。
スージング
ベルガモットやサイプレスといった気分にやすらぎをもたらすような香りが肌に残ります。
肌を保護し、水分が失われるのを防ぐので、ドライスキンのマッサージに特におすすめです。
私のニールズヤードのおすすめはアロマティックです。馴染みのあるラベンダーにゼラニウムと控えめなマジョラムの香りにうっとりです。この万人ウケする香りの調合はさすがニールズヤードだなあと感心します。
ニールズヤード レメディーズのビンの口はGAIAのような絞りがないので、そのままだと、ドバっと一気にオイルが出てしまいます。
他の使いやすい遮光性のガラス容器に小分けしておくと良いでしょう。
最近じわじわ来ているライスブランオイル(米油)
ライスブランオイルはお米を精米したときにできる米ぬかを圧縮し栄養分をたっぷり含んだ油分のみを抽出した安全・健康に作られているオイルです。
TVの健康番組でも米油の持つスキンケア効果に着目して取り上げられるようになり、ライスブランオイルもじわじわ来てるなあと感じます。
ライスブランオイルには食物繊維、ビタミンやミネラル等多くの栄養素含まれており、テレビや雑誌などでもしばしば紹介されるようになりました。
米ぬかを搾って抽出されたライスブランオイルは浸透力やノビの良さに優れ、保湿だけでなく米ぬかの持つエイジング効果や美白効果も期待できて、高級サロンでも採用されはじめるなど、今注目を集めるマッサージオイルです。
300mlで1500円ほどのお手軽なライスブランオイルですが、米ぬかを搾っただけで香料無添加なので油の匂いが気になる人もいます。
他にも国産メーカーのマッサージオイルやサロン専用品というタイトルがついたマッサージオイルなどがありますが、香りは好みがあるとしても、ベースオイルの浸透力や伸びにくさ、使ったあとのべたつきなど、あまりオススメできるものがありません。
試してみることを否定はしませんが、安くて良いマッサージオイルを見つけることは難しいと私は思っています。
マッサージオイルの効果的な使い方
お風呂あがりや就寝前など、保湿のためのお身体のスキンケアやマッサージ用オイルとして使用するのが基本です。
マッサージに使う場合は、手のひらに適量をとり、手のぬくもりで温めたら、気になる部分に円を描くように、優しくマッサージします。
冷え切ったままのオイルを直接肌に付けるのはおすすめしません。
特にお風呂上がりのオイルマッサージはお肌のケアに最適です。
清潔で適度な水分を含んだ、温まったお肌にご使用になりますと、肌にオイルが浸透するのをより一層助けてくれます。
是非一度マッサージオイルをお試しください
マッサージといえば整体などでオイルを使わないマッサージを思い浮かべる人もいるでしょうが、自分で手足をマッサージする時だけもマッサージオイルを是非試してほしいです。
マッサージオイルは、マッサージ効果を高める他にも乾燥肌対策、角質を柔らかくする、しっとりスベスベになる、などスキンケア効果もあったり、一度使ってみると、手放せないアイテムになるはずです。
セルフケアだけでなく、疲れている彼氏や彼女にオイルマッサージしてあげると、いつもとは違った、うっとり癒され感に、きっと喜んでもらえるでしょう。
ここまでは、マッサージオイルの効果と、はじめてマッサージオイルを購入する際のおすすめブランドをご紹介しました。
肩や腰のコリや痛み、子供の成長痛にも効果があるボディ用固形オイル
ここからはボディ用固形オイルをご紹介していきます。
固形のマッサージオイルは、液状のボディ用マッサージオイルよりもヌルヌル感が少ないので、指が滑らず、肩や腰、筋肉疲労の手足をしっかり揉み込んでほぐしていくマッサージにおすすめです。
固形オイルの固さは常温だと、冷蔵庫で冷やしたバターくらいですが、手に取り体に塗り込んでいくとすぐに溶けて粘度高めのオイルに変化します。
液状のボディ用マッサージオイルはマッサージ効果を高める他、肌の保湿や乾燥によるかゆみ等の肌トラブルの解消や、体全体をリラックスさせてくれて寝つきを良くしてくれたり、気持ちを楽にしてくれたりする効果があります。
ボディ用固形オイルはどちらかというと肩こり腰痛や筋肉疲労解消といったガッツリとマッサージ効果を求める人に適しています。
おすすめのボディ用固形オイルをご紹介
ボディ用固形オイルも多くの商品が販売されていますが、使われるハーブの香りの良さ、マッサージ効果の高さ、オイルの使用感など総合的に良いものは少なく、その中でも私がイチオシのボディ用固形オイルをご紹介します。
ニールズヤード レメディーズ ショルダーリリーフサルブ
ボディ用固形オイルもニールズヤードなら間違いありません。
使って癒される香りはニールズヤードならでは洗練されており、配合されている成分の良さで、肩こりや腰痛、筋肉疲労の軽減を体感できる人も多いです。
肩や腰のコリが気になるときや、筋肉の疲労時のマッサージにおすすめのサルブ。
アマゾンで育ち、大地の温かさを感じる香りを持つセジャオイルをベースに、肌の柔軟性を保つアルニカなどのハーブエキス配合。ローズマリーやジンジャーなどのすっきりとした香りです。
ボディ用オイルと同じく英国ソイルアソシエーション認定オーガニック製品。
適量を手に取り、手のひらで温めてから肌にのばしてください。
肩や腰、脚など、疲れやコリの気になる部分にぬりこみ、筋肉をほぐすようにマッサージしてください。※顔には使えません。
使用者の感想
・首、肩コリがひどく、貼るタイプは、かぶれてしまい長くは使えない。ヒーリング効果もあり、欠かせないアイテム。香りも、男女関係なくユニセックスで使えるのでいい。これはぜひ試してほしい。
・高齢の母と二人で使って、不思議によく凝りの痛みがとれますし、会社でも臭わないのでいいですよ♪
・娘の成長痛に使っています。痛くて泣く時や、夜寝る前に膝を中心に足全体にさすって塗ると痛みが消えるみたいです。すごく助かっています!
・慢性的な肩こり、首こり、眼精疲労でいろんなものを試しています。お灸や湿布なども使っていますが、これが1番効果があるなと感じさせてくれる商品です。バームなので溶けにくいのかなと思うのですが、すぐに肌にのばせれますし、香りも落ち着きます。何回リピートしたか覚えてません。
リラックス効果も欲しいけど、しっかりマッサージ出来て肩や腰の痛みをやわらげたり、スポーツ後の筋肉疲労を早く回復させたりしたいなら、ボディ用固形オイルのニールズヤード レメディーズ ショルダーリリーフサルブを是非お試し下さいね。
実は私は無香料の安価なマッサージオイルも愛用しています。使い分けるポイントやテクスチャもご紹介しているのであわせてお読み下さいね。
そしてつらい肩こりや腰痛、そしてワークアウト後の筋肉ケアなどにはマッサージガンを使っています。マッサージガンの記事もぜひご一読ください。